描線の妙の二 ~入江亜季「コダマの谷 王立大学騒乱劇」

コダマの谷
「群青学舎」と同時に発売された、同人誌時代の入江亜季の作品。

「コダマの谷」を読んでから「群青学舎」を読むと、作者さんの筆力がいかに上がったかというのがよくわかる。
とはいえ、「コダマ」の方のシンプルな線も私は結構好きだ。

「群青」は短編集だったが、こちらは続き物のお話である。
あとがきを読んでなるほど!と思ったのだが、ヨーロッパ、とりわけイギリスに対する憧れのイメージをそのまま形にしたような漫画だ。
王立の学校があって、みんな制服の上にはホームズみたいなマントを羽織っていて、男のふりをしてもぐりこむお姫様がいたり。
バスケットにワインと朝食のパンをつめて、2階の窓からロープで引っ張りあげたりするのだ。
うわ、これは子どもの頃に憧れてた。「ロッタちゃん」とか読んで。

主人公のニール・ライダーは、眼鏡を外すと恋に落ちること必定の美形、らしい。
眼鏡のままでもそんだけかっこいいのにあんた。
外したら一体どんなことに?
残念ながら、はっきりと描かれないまま終わってしまいました。
あと、将来美人になるだろうなと思わせるマージ(実際美人になってるし)。
年の差カップル、いい…。


同時収録の「フクちゃん旅また旅」も、かわいい。
これは「ぱふ」という雑誌で連載していたらしい。
懐かしいなぁぱふ。
うしとらと、るろ剣と、なるしまゆりと、おお振りの特集号のときだけ買ってた。


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