日曜日名人になりたい。 ~杉浦さやか「わたしの日曜日」

日曜日
イラストレーターの杉浦さやかさん、ファンです。
ほどよい乙女チックさ、気張りすぎてないファッションやカルチャー、眺めているだけでほんとに楽しい。


この本は、日曜日のいろんな過ごし方をイラストと文章でつづってあるものだ。
「これがいい」「こうしましょう」と読者に押しつける感じでなく、「私はこういうのが好きなんです☆よかったら貴方もいかがですか?」というスタンスで書いてある。

私は彼女の本を読んでいると、なんだかムラムラしてくる。
「文化系女子欲」とでも呼べばいいのか、それがいやがおうにも高まってくるのです。
そして、ここに書いてあることを実践したくてたまらなくなる。

「たんすのこやしを探せ」「スクラップのすすめ」「たのしい封筒作り」あたりなら、すぐにでも実践できる。
「お花見の朝」「フリーマーケットに出店」「髪を切りに行く日」などは、ちょっと準備が必要。
「空色の棚」「2泊3日のアジア旅」「引っ越し大作戦」になると、さらに気合いがいる。

実際、これを読んだあとにポスターや雑誌の切り抜きを使って封筒を作ったことがある。
結局何にも使ってないが、作っているときは至福の時間だった。
早朝のお花見もいっぺんやってみたい。

なんというか、彼女の世界は間口が広いと思う。
好きだという人なら、何歳でも入っていけるし、男の人でも入っていける。


そして、杉浦さんによる「理想の日曜日」とは、こうである。

「午前中に掃除、洗濯をして」、「公園を通り抜け」、「友人と行きつけのラーメン屋さんで昼ごはんを食べ」る。
「大型書店や古本屋をはしごして」、「遠回りして、玉川上水沿いの土の道を通ってうちへ帰る」。
「買った本を読んで、だらしなくTVを見て」、「あっという間に一日が終わっちゃう」。

素晴らしい!
なかなかこうはいかないけど…こういう一日の過ごし方が許される生活をしたい。
だいたい「やっちゃった」感のほうが強く残るしなあ。


同じ角川文庫から、「お散歩ブック」「絵てがみブック」といったシリーズも出ているが、どれも負けず劣らず「文化系女子欲」を誘発する一品。
今日もムラムラしてきたので、「キャンドルの灯りで入浴」をやろうと思う。


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