天乃タカ「本の元の穴の中」1巻を読んだ。

穴の中
完全に表紙買いでした。
世の中には表紙「だけ」が素敵な本というのがあり、そこだけで選ぶと失敗してしまうこともあるのだが、これは結構当たりだった。

覚えにくいタイトルだけど、今のハヤリに流されてない感じがして、嫌いじゃないです。


この作品の中の世界では、里が本を所有することは禁じられており、本は「本処(げんしょ)」と呼ばれるところに集められている。
そこから本を持ち出し、人々に貸して回るのが「貸本屋」という生業の者である。

里の皆から鬼っ子だと疎外されていた少年キイチは、本から具現化したものを仕舞う力を持つ、元太郎という貸本屋に出会う。
胸を張って生きるため、自分(鬼)のことを知るために、キイチは元太郎についていくことを決める。
同じく元太郎と旅を共にしている、本から出てきた女の子ハナや、「天守」(護衛みたいなもの?)のモリという男も一緒に、本処を目指すのだが…。


…これであらすじ合ってるかなあ。
この世界独特の用語が多々あり、作中で説明がされているものもあるが、はっきりとした世界観やルールはまだ提示されていない。
でも、それが読むときの障害になるわけではなく、むしろ興味がわいて先を知りたくなる。

キイチやハナから見ると元太郎は大人だが、保護者然としていないというか、完璧な大人じゃないところが良いと思う。
いろいろ間違えたりもするし、成長していくキャラっぽい。
着物+外套+帽子とかのコンボが大好きなので、元太郎さんの姿は非常に好き。

キイチとハナは、もうちょっと子どもの可愛らしさが出たらもっといいのにと個人的には思う。
もしかしたらタカさんは子どもを描くのが得意じゃないのかな。
コマによってはすごく良かったりするんだけど…(って何様だ。偉そうですいません)

元太郎の過去や目的は何なのか、ハナはどこから来たのか、モリは何者なのか、1巻ではまだ全然明かされていない。
ここからどう展開させていくか、というのでこの作品の面白さが決まりそう。
とりあえず、続きが気になるので続巻が出たら買おうと思う。


この記事へのコメント

  • 赤魚

    こんばんは☆
    聞いた事ない漫画だったのですが、面白そうですね☆
    一気に興味がわいてきました!
    どの雑誌で連載されてる漫画なんですか??
    本屋で探してみます!見つけたら買っちゃうかもです!
    2007年02月20日 23:23
  • 三森紘子

    赤魚さんへ

    こんばんは!コメントありがとうございます!
    これは、フレックスコミックスというところから出ていて、「月刊少年ブラッド」という雑誌に載っていたようです。
    今は、Yahoo!コミックで読むことができるみたいですよ☆
    2007年02月21日 01:34

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