31文字の青春と ~原作・枡野浩一/漫画・小手川ゆあ「ショートソング」1巻

0913

歌人の枡野浩一氏が書いた小説が漫画化。
漫画化されるほど人気だったのか…とちょっと驚いた。
買おうかどうしようか迷ってたのだけど、本屋でもプッシュされていたし、私がリスペクトしてやまない赤魚さんもレビューを書かれていたので、やっぱり買うことにしました。


元々が読みやすい、ポップな感じのする小説であったけど、漫画になったことでさらにポップな雰囲気が前面に押し出されてる気がした。
「三十一文字(みそひともじ)」と表記するより、「31文字」とアラビア数字で表記するほうがしっくりくる、そんな短歌のお話です。
小説では国友くんと伊賀さんの一人称が交互に入れ替わる形で進んでいたけど、漫画版でもこの二人のモノローグを軸にお話が進んでゆく。


小手川さんは原作つき漫画の経験があるのかな? すごくこなれている感じがする。
小説→漫画への変換が上手で、何の違和感もなく読めた。
伊賀さんが国友くんへエロDVDを「バチィン」とつきつけるシーンとか、後日そのDVDの感想を訊かれた国友くんが「最高でした」と観てないのにウソを言うシーンとかは、声を出して笑ってしまうくらい良かった。
小説ではわりとサラッと流してるだけのシーンなのを、こういう見せ方できるのって漫画ならではだなぁと思って、感心しました。


個人的にはそこまで好き!っていう絵柄じゃない(小奇麗にまとまりすぎてる気がする)のだけど、華があるし見やすいし、読み手を選ばない絵でいいと思う。
特に女性がすんごく可愛いのでびっくり。瞳さんの乳は素晴らしい。(私は舞子先輩より瞳さん派)


国友くんが予想以上に可愛かったのもびっくり。どちらかというと伊賀さん派だったのに、のりかえてしまいそうだ…。
伊賀さんはイメージ通りだった。「メガネの似合う顔=何かが足りない顔」という設定が絵でしっかり表現されていて、すげえ!と思った。


小説のラストはいまいちスッキリしないような気がしたんだけど、そこを漫画版ではどんな風に描いてくれるのか、今から楽しみです。
小手川さんの作風なら、いい感じになりそうな気がする。


ああ、やっぱり「涙に色がなくてよかった」の歌がいちばん好きだな~。



※小説版の感想はこちら


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