アニメ「おおきく振りかぶって」24話を観た。

観ました。
OPからもう、何だか切なくなってきてしまった…。
もうこれを観られるのもあと一回か…と思うと。
あと一回あるのにね。


アニメ「おおきく振りかぶって」、クライマックス。


・で、そのOP映像ですが
前回までと変わってる箇所がある!
「ドラマチック」の時も細かい修正が何度もされていたみたいなので、この「青春ライン」もそうなんだろうと思うけど(でもそれに気づけるほどしっかりとは観てない)、今回のはさすがにわかった。
すごいこだわり! 最後まで妥協しないんだ。
下手したら気づかれないかもしれないのに。


・桐青の円陣
9回裏が始まる前に、和さんがチームメイトに向かって話す。
和さんの言葉を、一言一句噛みしめるように聞く。
皆を引っ張るキャプテンとして、共に闘ってきた仲間の一員として、嘘偽りや衒いのないその言葉には、力がある。
こんな人を主将に持つチームは幸せだなぁ。
「勝つぞ!!」←最っ…高でした。


・真柴の打席
(この回さえ抑えれば…)ビビリつつも、決意を新たにする三橋。
打席に立つ、迅視点のシーンがすごい良い!
ブラバンが演奏するのは「夏祭り」。うあー、これ実際の高校野球中継でよく聞いたなー!
おそらく最後の攻撃回に、桐青の応援も気合いが入る。


三橋のまっすぐをどうにか見極めようとする迅。
まっすぐに自信がない三橋は、阿部の指示通りに投げるけれどもその球には迷いがある。
マスクをつけてるのに、阿部が怒ってることがみんなにはわかるという(笑)。
気遣いの人・栄口は、動かない三橋に声をかけます。ここは削られないでよかった。
「どうもっ」と首を振る三橋がまた人間じゃない動きをしているので笑いました。
おもしれえなぁ…。前を向いたら阿部と目が合ってビクーッとなってるところはかわいかった。


まっすぐの威力を三橋自身に認めさせようとして、阿部はあえてシュートを指示する。
普通なら当ててもファールになるはずの球は、疲労した体で投げたために回転が足りなかった。
ピッチャー前に転がったボールを捕ろうとして駆け出した三橋は、水たまりに足を取られて転倒。
いちはやく前に出ていた田島が捕って一塁へ投げるが、ぎりぎり間に合わずセーフ。
滑って転ぶ三橋、アニメではフツウというかわりとシリアスな演出でしたね(笑)。
原作では、ここ笑うとこなの? って感じだからね。


(がんばれ)(あと1回だぞ)三橋を心配そうに見守る巣山と栄口。
(まさかここが 限界!?)青ざめるモモカン、(まだだ!)と諦めない阿部。
阿部は三橋を奮い立たせるため、「マウンド譲れ」と口にする。
三橋が誰よりもマウンドに固執しているのを知っているからこその荒療治。それは効を奏し、三橋は何とか立ち上がる。
沖のモノローグ。こんな緊迫した場面で投げる自信のない自分、同じく自信がないだろうにそれでもマウンドを降りようとしない三橋。
(そーゆー奴の後ろは スゲーやる気出るけどな!)
おっきーだけじゃない、みんなそういう気持ちなんだろうなと思います。


やっぱり主人公は三橋なんだなぁ…と改めて思ったこのくだり。
三橋の心情描写が、とても丁寧に表現されている。
とにかく三橋に感情移入して観ていました。和さんが出ているときは和さんに持ってかれちゃうんだけど(…)、それ以外は三橋の気持ちにかなりシンクロというか、がんばれ、がんばれ、と無心に応援してしまった。


・松永の打席
迅が盗塁してノーアウト二塁。
ピッチャー降ろされるのは、嫌だ。気迫と執念で投げた球は三球三振。
この土壇場でこの投球…すごい、本当にすごいよ三橋!


・島崎の打席
三橋のまっすぐを何度も見ている慎吾さん、今度こそまっすぐ攻略のため、慎重にバッティングを調整していく。
後ろに上がったファールボールを捕ろうとして、必死になって滑り込む阿部。
ここの阿部がとても好きです。ひとつでも多くのアウトを、貪欲に勝ちを目指してボールを追いかけるさま、捕れなくて心底悔しがるさま、最高に輝いている瞬間だと思う。大好き。
そんな阿部を見て自分の球の威力が落ちたせいで怒ってるんだと勘違いする三橋……気持ちは、わかる。うん。


ついにまっすぐを捉えた慎吾さん。
打球は転がらずに浮いたけれど、バント警戒で前に出ていた田島は捕りきれずにこぼす。
それを捕った巣山、一塁へ送球するが暴投。セカンドランナーの迅は三塁へ回り、セーフ。
スピーディーな展開、しびれる!
特に巣山の「握りそこなってる」指の描写が上手いなぁ~と思った。


・青木の打席
こんなピンチな状況で、4番打者が登場! まずいよまずいよ。
しかもブラバン演奏は「RUNNER」って! 盛り上がりますがな。走る~走る~おれ~た~ち~。
1球めはまっすぐを指示する阿部。
だが三橋は、唐突に思い至ってしまう。(もうオレは 桐青に攻略されたんだ)


このままだと、打たれ続けてもマウンドを降りずに負けてばかりいた中学時代と同じになってしまう――。
そう思う三橋の表情が、1話冒頭の三星時代と同じ構図になっているところがニクイ。ニクイ演出ですね。
でも、今は中学時代とは違う。
それは、後ろを守ってくれる仲間がいるということです。


次々に声を出していく西浦ナイン。花井は、ライトから三橋に向かって声を張り上げる。
「お前の投げる球なら 誰も文句ねェから」
「おお!!」それに呼応する皆の声。


皆の声を受けて、三橋はマウンドに立っています。
そして、阿部のミットに向かって投げる。今投げられる最高の球を。


青木は迷わずバットを振り抜く。
センター前へ飛ぶボールを追いかける泉の姿。
(投げ勝ってる! 捕ってやるぜ三橋!)
飛びつき、しっかりミットにボールをおさめる泉。
三塁を蹴る迅の姿。
花井の、渾身のバックホーム。
球はまっすぐに、ホームベースで待つ阿部のミット目がけて伸びる。
捕球と同時に迅が滑り込む。
誰もが息を呑んで注目する中、審判の声は「アウト」を告げた。
――ゲームセット。



…もう、言っちゃっていいですか! 泉が男前すぎる!!
思考・行動・すべてが男前! 惚れるわ!
泉は「男前」という形容が最も似合うと思います。顔はかわいいけど。
その後の花井のバックホームもよかった! 球がぎゅーんとホームに飛んでいく描写、鳥肌が立った。
ベースカバーに入る三橋の姿もちゃんと描かれている。


・西浦高校、勝利
応援団に挨拶に行く西浦チーム。
一列になって頭を下げるシーン、ああ、全員映ってないよ…。テレビ画面だと両端が切れちゃってる。
DVDでは全部映るんだろうなぁ。観たい!
エール交換のハマちゃんの声(たぶん)が、裏返っててほほえましい。


・桐青ベンチ
ネクストバッターズサークルで試合の行方を見つめ、静かに立ち上がる和さん。
家族にもらったお守りをぎゅっと握りしめ、気丈に皆に指示を出す和さん。
途切れがちに「スンマセンでした」を繰り返す準さんに、優しく声をかけてやる和さん。
準さんの涙を見て、ついにこらえきれなくなる和さん。


…和さんの顔が、ずっと強張っているのは、泣くのをこらえていたからなのだと思います。
主将である自分は、チームをまとめて引っ張っていかなければならない。そんな自分が泣いているわけにはいかない。
そんな思いから、必死にガマンして、大きな声で「さあ出るぞ!」と皆に指示を出した。
でも、準さんの顔を見たとき、こらえていたものが溢れ出してしまった。


「もっと、一緒に」野球をしたかった。
和さんや、三年の皆と一緒に。
そんな準さんの思いと、和さんの思いは同じだっただろうから。
「力足んなくってごめんな」
そう言って泣きながら、和さんは準さんの肩を抱きしめる。


ボロボロこぼれ落ちる準さんの涙がとても綺麗です。
準さんに抱きつく瞬間、くしゃりとゆがむ和さんの顔が一瞬だけ見えます。
準さんの肩に置かれる和さんの手は大きくてあたたかそうです。
みんな泣いています。慎吾さんも静かに。
彼らの最後の夏は、ここで終わってしまいました。
ただひたすら胸が、痛いです…


やっぱりここでこの曲(「ゲームセット」)流れたかー!
声優さんの演技も、満点いやそれ以上で素晴らしかった…。
準さんの涙声、和さんの悲痛に高くなる声、男泣き。
すすす、素晴らしい。


・利央の「あっ」「のおっ」
めちゃめちゃかわいかった。
利央ってこんなかわいかったんだ…。今さら。
田島とメルアド交換したあと、ちゃんとメル友になってるのかな?
そして、名前も聞かないままメルアド教える田島も大物だ。
この二人の身長差ってすごいよな。


・三橋つぶれました~
「ダメだねぇこりゃ」って言ってるモモカンのどアップにドキドキした。
かわいいなぁ…


・人権のない三橋
車を汚されたくなくて、問答無用で息子のユニフォームを脱がす三橋母。
三橋を見にきた女子のセリフはカットされちゃった。


・次回予告
あの…この予告だけですでにお腹いっぱいなんですが…
主に三橋がかわいくて。む、むっちゃカワイイ!
来週は30分も耐えられるかなコレ。




というわけで、長い、本当に長かった試合がついに終わりました。
演出にも作画にも大変力の入った回で、すごくよかったと思う。
欲を言っちゃえば、試合終了後にもう少し余韻が欲しかったです水島監督!
でも、原作の再現度は素晴らしかった!


桐青のシーン、もっと泣くかと思ってたんですが、あまり泣かなかったんですよこれが。
代わりに、ただただ胸がしめつけられるように苦しくて痛かった。
素直に泣いちゃってたほうがどんなにか楽だったろう。
桐青の出番は、今回で終わりかな。
和さんの素敵な声を、本当にありがとうございました、花輪英司さん!


やれやれ…何とか今日中に感想を書き終えることができて、よかった。
来週はいよいよ最終回。存分に楽しもうと思います。


はぁ…さびしいよ。


この記事へのコメント

  • みお

    「投げ勝ってる!捕ってやるぜ、三橋!!」に「キャー!!泉ぃー!!」と悶え死んだのはアタシだけじゃなかった事が分かって安心してます(笑)

    三森さん、こんにちは(この↑出だしもどうなんだろう…)。すっごく丁寧で詳細な感想、ありがとうございます!1つ1つのシーンが目に浮かぶようでした。24話をまだ見られてない方達に「ここを読むといいさ!!(←誰!?)」と大声で宣伝して歩きたい感じです!!

    私は『夏祭り』が流れた時点で涙腺が決壊して…利央と田島のシーンまで泣きっぱなしでした(苦笑)特に栄口君から始まる内野・外野ーずの三橋への声掛けのシーン~ゲームセット~桐青のシーンは、今でもこうやって文字にするだけで涙が出て来るくらいで…

    でも、メルアド交換のトコとか、三橋ママの「キャー!!汚い!!」とか(←ここちゃんと入れてくれてて良かった:笑)、桐青に持っていかれてた気持ちをまた「良かったなぁ、西浦」ってなれたので…

    原作でもかなりのページ数を詰め込んだだけあって、カットされてるトコも多かった回のようですが…(苦笑)三森さんの【試合終了後に余韻が…!】の気持ち分かりますよ!(笑)しょーがないんだろうけど、あんな駆け足でやらんでも…と思いました(笑)

    私はBSで見てるので、もう先週「夏が終わった…」んですけど(笑)、こちらで再燃させて頂いてます!毎度毎度、長々と申し訳ないです!!
    2007年10月15日 15:07
  • 三森紘子

    みおさんへ

    こんにちは☆
    ですよねぇ!あの泉やばいですよね!
    ほんとに悶え死ぬって感じでした。黄色い声援飛ばしたかった!

    お誉めの言葉、ありがとうございます…すごくうれしい!勿体ないです。
    和さんばかりヒイキしちゃっててごめんなさい…(和さん大好きなんです!)。
    他の記事にくらべると長い文章ですが、これでもだいぶ端折っています。本当はそれこそ実況中継をするように、すべてについて感想を書きたいんですが、そんな時間も余力もなく(それに、これ以上長い文章を誰が読むねん!?という思いもあり)、いつも後半は力尽きて中途半端に終わってしまうんです…
    きっともっと詳細にレビューされている方がいらっしゃると思いますよ!

    桐青のシーンは勿論ですが、栄口からの声掛けのシーン、良かったですよね!私が最も涙腺を刺激されたのはここかもしれません。
    日々努力し、団結し、成長していく彼らの姿を見て、胸がいっぱいになりました。

    やっぱり後半はもうちょっと余韻が欲しかったですよね(笑)
    個々のシーンの出来はとてもよかったのに、それがパパパッと矢継ぎ早に流れていってしまった感がありました。
    前半に尺を取りすぎたのかもしれないですね。でも、三橋の心の動きの描写が素晴らしかったので、前半を端折ればよかったとも言えないし…ジレンマです。
    贅沢な悩みだとは思うんですけどね~(笑)

    コメント本当にありがとうございます☆
    みおさんにつられて私もお返事がついつい長くなってしまいます(^_^;)
    2007年10月15日 21:59

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