手を差しのべて ~天乃タカ「本の元の穴の中」4巻

1212

明日バイト先で買ったら社割で安くなったのに…
1日ガマンすればいいのに…ガマンできなかった。
帯のところに子ども時代の元太郎さんがいたので、それを見ていたらどうしても今日のうちに持って帰りたくなって買いました。
こんなちまちました金額の差を気にせずにすむぐらいのお金持ちに、一度はなってみたいです。


いよいよ佳境に入ってきたもとあなも4巻め。
2巻で「う~ん…?」となったものの、3巻はやっぱり面白かったので、4巻の発売が楽しみでした。
まず、元太郎さんの過去と目的がついに明らかに。
キイチの出生についてや天守の秘密、さらに「何のためにいるのかなぁ?」という感じだったハナちゃんの重大な秘密もようやく解き明かされます。
スッキリ気持ちいー! とまではいかないけど、とうとうお話が大きく動き出したぞ~という実感が湧いてワクワクしてくる。


子ども時代の元太郎さんが起こしてしまった過ちは悲しい。
「…諦められるわけがない」
諦められるわけがない。一生をかけてもやらなければいけない、やるしかないことだと思う。
そうやって一冊の本を探し続けてきた元太郎さんが、知らされてしまった残酷な真実。


呆然とする元太郎さんの姿がおいたわしい。
立ち止まらないでほしい。ハナちゃんは今ここにこうして「生きて」いて、とても大事な存在なのだから。
ひとりぼっちの子どもをつくっちゃダメ。元太郎さんにはそれだけの力があるよ。
両手でも足らなくなった大切なものをもう二度とこぼさないように、その手を差しのべることが元太郎さんにはできる。


モリの若長としての働きは貫録たっぷりだし、キイチの素直さも相変わらず愛しい。
サメの頑なさもなんかすごく好き。この人はとにかくいつも必死なのだ。いろいろなものを独りで抱え込んで必死に自分の拠り所を護っている。もうちょっと肩の力を抜けばいいのにと思う。


天守の前長、カッコイイ!
チビッコの元太郎さん・モリ・サメと赤ん坊のキイチ、モエ!
あとモリの子どものふたごちゃんもカワイイ!


サプライズがいっぱいの4巻でしたが、どうなんだろう? そろそろ終わりに向かってクライマックスなんだろうか?
そんなに長く続きそうな感じではないので、いってもあと2、3巻、10巻より先にはいかないような気がする。
そろそろ混乱してきて雰囲気だけで読むようになり始めたので、1巻からおさらいしようと思います。



1巻の感想はこちら
2巻の感想はこちら
3巻の感想はこちら


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック