ムビョーソクサイの恋 ~ヤマシタトモコ「くいもの処 明楽」

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これもずいぶん前に読んだやつなので、さっさと更新します。


「このBLがやばい!」というムックで、ベスト20内にランクインしたというので最近書店でよく見かけるようになった漫画。
表紙がとっても買いやすい感じだったし、そんなにたくさんの人が選んだんなら大きく外すことはないだろう、と踏んで購入しました。
私、なんだか勘違いして勝手に1位だと思ってたのですが、あとでちゃんと調べたら2位でしたね…。
1位の「是」は少し読んだことがあったので、どちらにしても今回はこれを買っていたのでしょうけど。


居酒屋「くいもの処 明楽(あきら)」を舞台にした、バイト鳥原(26)×店長明楽(32)の大人の恋愛バナシです。
最近はこういうのが流行り、というか人気作上位にきてるのかぁ、とちょっと意外。
元々ノンケの男どうしが両想いになる、というのはやっぱりファンタジー入ってると思うけど、それ以外の部分はとても地に足のついた話だ。
32歳っていうリアルな年齢にさしかかってる店長が、「今サラ新しいこと知りたかねぇ」と言ったりするのは、あーそらそうだろうなーと思った。


冒頭でいきなりババッと人がいっぱい出てきて、あれ、これはダレ? このモノローグは誰が言ってるの? と若干混乱してしまい、なかなかお話にノレず。
なので、私にとってはスロースタートな作品だった。鳥原が髪を切ったあたりから面白くなってきた。(結局見た目なのかしら…)
鳥原はスカシてるので最初はあんまり好きになれなかった。ずっと店長視点で、鳥原の心の声が聞こえなかったからでしょう。
内面が描かれ出してからは、鳥原のことも結構好きになりました。いろいろ考えすぎるところが好き。


Hシーンがそんなにエロくないのも、この場合は良かったです。(…あくまで当社比で)
めっちゃ普通に喋ってるし情緒なくて良い。これが変にやらしかったりキラキラしてたら、読めなかったかもしれない。


店の他のメンバーも、もっと出てきてほしかった。
巻末のオマケマンガを読むと、紅一点の多香子ちゃんが好きになる。かわいいなこの子。
ジャガーの白川高菜嬢を思い出す。そういえば髪型もちょっと似てるし。


同時収録の読み切り2本のほうが個人的には好きだった。
「フォギー・シーン」は、ラスト10ページぐらいが素晴らしいです。この終わり方と詩的センスはとても好みです。
「リバーサイド・ムーンライト」のブサイク受も全然イケました。いいじゃないか30歳ぽっちゃり男にときめいても。


ものすごくお気に入りになったり、この作家さんを追いかけようと思ったりとかはなかったけど、こういうBLならもっと読んでみたいなーと思いました。


この記事へのコメント

  • yuuuming

    あけましておめでとうございます。

    遅ればせながら、ヤマシタトモコにいまさらはまりつつあります。
    私もこのマンガから入りました!
    ヤマシタトモコ作品って髪型とかファッションとか、どれもオッサレーで視覚的にもおもしろいです。
    かりあげってなかなか絵で表現されてる方いないのでツボでした~。
    男の人の筋肉もきれいにかかれているのも個人的に大きい!(ちょっとマニアック?)

    三森さんが紹介されてるマンガ、読んでいこうと思います☆
    2010年01月09日 12:47
  • 三森紘子

    yuuumingさんへ

    コメントありがとうございます! 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
    ヤマシタトモコいいですよね~!
    確かに髪型とかファッションとか、センス良いなあと思います。絵的にもそうだし、言葉の選び方にも毎回シビレちゃいます。

    >男の人の筋肉もきれいにかかれているのも個人的に大きい!(ちょっとマニアック?)

    確かに! 筋肉がちゃんと描かれてるのってうれしいですよね。全然マニアックではないと思いますよ(笑)

    私もyuuumingさんのレビューを毎回楽しみにしています☆
    2010年01月09日 17:31

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