「ヤサシイワタシ」と私 4

お久しぶりのこのシリーズ
非常に非常に非常にネタバレ

0210


「悪い知らせ」
「え?」
「弥恵さんが死んだ」





覆らない現実が、ズッシリ重みを持ってやって来て、
突然に世界が色を失っていく。
ヒロタカは、ぼんやりとした表情でただ立っている。


暗くなる視界の描写が、ヒロタカの心情を読者に追体験させる。
「死」という事実があまりにも圧倒的で、途方に暮れてしまいそうになる。


雑誌で読んでた人は、「ええええっ」てなっただろうなぁ。
ここで「次回へ続く」だもんなぁ。


喪失、というか喪失感は生きている限り避けられないもので、
みんな(自分も含め)それを経験しながら生きているのか、と当たり前のことを思う。
それが人生というものだと悟ることができるほど、自分は成熟した大人じゃないんだなあ。



暗い話題でどうもすみません。
このシーン、読むたびに立ち止まってしまうのです。
読んでる自分まで突き落とされたような気持ちになるのに、何度も何度も何度も。


この記事へのコメント

  • オタクのオタコ

    はじめまして~・・・オジャマシマス~・・・
    去年のクリスマスイブ・・・飯島愛さんのコトを知って・・・
    思わず・・・『 ヤサシイワタシ 』のコトを思い出しました・・・
    2009年01月05日 08:43
  • 三森紘子

    オタクのオタコさんへ

    はじめまして、コメントありがとうございます!
    飯島愛さんのことは、本当に驚きました。どういう経緯があって、どのような状況だったのか詳しいことは知らないままなのですが…。ご冥福をお祈りします。
    確かに「ヤサシイワタシ」のことを思い出してしまいますね。現実はいつも、心の準備をさせてはくれないのだなあと強く思います。
    2009年01月05日 23:16
  • まりお

    たしかにヤエが亡くなったっこと告げられたこのシーンは「ええええええっ」てなったし、ぞわーーーーっとしました


    すごいですよね、なんか


    自分はまだ周りの人を亡くすとか、そういう経験はないんであんまり言葉に重み出ませんが、やっぱ本当に  死んじゃだめなんだな…  と、思いました。


    自分も正直まだ一回しか読んでいませんが、読み終わった後にはなんかすごくモヤモヤした気持ちで、整理できなかったし、正直何が何だか分からなくて、受け入れることもできなくて  自分の未熟さを痛感しました。

    でも、だれが読んでも簡単に答えはでないと思うし、うまく整理して片づけられる作品ではないと思います


    あと、すごいなんか子どもっぽいけれど、ヤエのこととかなんか悔しくて、幸せになれなかったのかなとか強く思ってしまいます。


    はぁ、なんか暗くなっちゃいますね..イカン!!w

    長文失礼しました
    2010年02月02日 01:09
  • 三森紘子

    まりおさんへ

    私も「ええええええっ」てなりました。
    呆然というか、漫画を読んであんなに途方に暮れた経験って、今までなかったです。

    >でも、だれが読んでも簡単に答えはでないと思うし、うまく整理して片づけられる作品ではないと思います

    そうですよね。すぐに答えは出ないだろうし、そもそも「答え」って、誰にとっての答えなんだろう? なんてぐるぐる考え込んでしまいます。私も未熟だ…^^;

    >ヤエのこととかなんか悔しくて、幸せになれなかったのかなとか強く思ってしまいます。

    「悔しい」っていうまりおさんのお気持ちが、なんだか尊いなあと思いました。
    この作品では、ヤエは結局周りの人間から見たヤエのことしか描かれていなくて、ヤエの本当の心の中ってどうだったのかわからずじまいなんですよね。
    だからヤエが幸せだったのかそうじゃなかったのか、誰にもわからないんですよね。そのあたりがモヤモヤの原因のひとつなのかもしれないです。
    物語の最後のシーンで、ヒロタカがヤエのことを思うのは、とても大事なことだと、それだけは思いました。

    私も長文のわりに、うまく表現できなくてごめんなさい!
    2010年02月03日 21:49

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