少女漫画で正解 ~原作・有川浩/漫画・弓きいろ「図書館戦争 LOVE&WAR」1巻

0409

原作シリーズは途中で挫折しちゃったのだけど、漫画版は期待を込めて買ってみました。


「メディア良化法」の成立・施行により、さまざまな本が検閲され狩られる世界。
それを行使するメディア良化委員会に唯一対抗できる機関である図書館は、本を防衛するために軍隊を発足させた。
新図書隊員として訓練中の笠原郁は、昔本を奪われそうになった自分を助けてくれた図書隊員に憧れて入隊した。
顔も覚えていない「王子様」にいつか会えることを夢みる郁だが、上司の堂上教官は鬼(?)のように厳しい教官で…。


何でだろう、何故かしっくりこなかった原作小説。
どうやら、ライトノベル調の台詞群をハードカバーという体裁で読むことにどうにも違和感を感じたようで、「王子様の正体に郁が気づいちゃった!?」ってところまでで読むのをやめてしまいました。
また中途半端なところでやめちゃったもんだなぁ…。


それがこうやって漫画になってみるとあら不思議! 違和感がまったくなくなってます。
若干イラッとさせられもしたヒロイン・郁の言動も、突っぱしり系主人公として魅力的なものになっているし。
この作品のコミカライズを少女漫画誌でやったのは正解だと思う。さらに、ラブ&アクションといえば白泉社系の十八番!だと個人的に思っているので、LaLaでやってほんとに大正解!
「WAR」もいいけどやっぱり「LOVE」を描いてくれなくちゃね!


そしてとっても素敵でした堂上教か~~ん!
この漫画を買った理由の8割が「堂上教官を絵で見たい」だったのだけど、存分に満足した!(笑)
背が低いってところがすごい好き。そこがとにかく激しくツボです。
郁のこと頭ポンポンしてやるときも見上げながらなんだぜ!
有川さんのあとがきに「堂上=ツンデレ」みたいなことが書いてあって、そぉぉかぁぁ!と非常に納得がいった。


手塚にこっぴどく攻撃されたあと、柴崎に「すっごいみっともなくてつらかった」って自分をさらけ出せる郁がうらやましい。
かっこつけの自分は、人にこんなふうに素直な心情を吐露する(=弱さを見せる)ことがなかなかできないので。
でも郁も、警備の実地訓練でヘマをやったときは柴崎の前でも泣けなかったんだよな。柴崎に対する信頼と、それから堂上教官に対する信頼が大きくなってきたってことだろうか。
小牧教官が言った言葉、「正しかったら何言ってもいいわけじゃない」というのは考えさせられる台詞だった。
あと、郁の「クマかっ!」は非常に漢らしくてかっこよかったです。


作画の弓さんは新人さんだそうだけど、そうは見えないぐらい一定水準に達してるなー、見開きの使い方とかこなれてるし、魅せ方が上手いです。
「広すぎて遭難者が出る書庫」が広く見えないのは残念だけど(笑)、アクションも描けるみたいだし、次巻予告の戦う堂上教官がやたらかっこいいので、2巻も楽しみだ。
郁の王子様が誰か?というのは、1巻の時点でもうバレバレなわけですけども、そのへんの展開がどうなっていくのかも気になります。バレて以降の原作読んでないからよけいに。


この記事へのコメント

  • りる

    すみません。 興奮しすぎて人としてダメになってるりるです(笑)。こんばんはw

    紘子さん同様、堂上教官が好きすぎて、もうどうしたら良いのか分かりません(笑)。 弓さんが描くと余計に素敵度が増しちゃってタイヘンです。表紙の白い軍服がまた…!!(←落ち着こう)。

    私は原作読んでますけど、アレンジもしてあるのでマンガ版も大好きです。 っていうか、せっかくコメントさせて頂くって言うのに、興奮しすぎててごめんなさい(笑)。
    2008年04月11日 20:31
  • みお

    三森様

    一応アニメ化を待ってコメしてみました(笑)原作⇒漫画化⇒アニメ化と「王道」を走ってる『図書館戦争』ですが…(どんな王道だよ!:笑)私も原作を読んでる最中はどーにも府が落ちないと言うか落ち着かないと言うか…面白いんだけど「うーん…」と思ってて…(うまく言えない)思いつつも次巻が出たら一応読むと言う「惰性」な読み方をしていた本書ですが…

    LaLaだけじゃなくて電撃大王と言う月刊誌でも漫画化されてるんですよね、これ。で、私は両方とも未読で…すっ飛ばして一気にアニメを見たんですけど、三森さんの「違和感がなくなった」と言う感想がストンと落ちました。“革命”までアニメに入れちゃうのか分かりませんが、かなり詰め込むであろう事は推測出来ます。それでも第1話を見た感想は「面白い!」でした。大体↑に書いたような流れは失敗する(と私が勝手に思ってるだけですが)事が多いだけに、この流れはチョット驚きですよね。ファンが増えるといいなぁと純粋に思いました。深夜枠なのがもったいないですが、1クール楽しみたいと思います。

    PS:『別冊』出てるの読みましたか?(笑)甘いです…(笑)信じられないくらい甘い世界が広がってます(笑)「堂上…おまえぇーーーー!!」とゴロンゴロン転がりながら読みました(バカです)
    2008年04月11日 23:59
  • みお

    三森様

    連投スミマセン…「府が落ちない」なんて日本語はありません…「腑に落ちない」です(恥)ダメ人間…orz

    そして今調べたら『危機』までの3冊を1クールにするそうです。うーん…それでも長いよなぁ…
    2008年04月12日 00:10
  • 三森紘子

    コメントありがとうございます! 
    お二人の連続コメント攻撃(?)のおかげで、急激に原作の続きが読みたくなった三森です(笑)


    りるさんへ

    堂上教官、素晴らしいですよね!ぐ、軍服(しかも白)!たまりません(笑)
    そっか、結構アレンジしてあるんですね。原作を読んだのがずいぶん前なので気づきませんでした。
    でも受ける印象はあまり変わらなかったので、弓さんは原作の世界観やキャラクターをちゃんと自分のものにしているんだな~、と思います。

    りるさんの素敵なテンションの感想(さっそく見に行きました)を拝見していると、私までテンションが上がってきます(笑)
    原作はもう読まないかな~と思ってたんですけど、なんだか読みたくなってきちゃいました!
    あとでそちらにもお邪魔しますね、トラックバックもありがとうございましたm(__)m


    みおさんへ

    アニメもうご覧になったんですね!うちはまだ放送始まってないんですよ~、う~楽しみです!
    3冊で1クールってことは、かなりスピーディーな展開になるんでしょうか、それともエピソードを抜粋する形でしょうかね?
    電撃のほうでも漫画化されてるんですね、そっちは全く見たことないのですが、気になりますね~。

    『別冊』、本屋で見かけましたが、表紙からしてラブラブオーラ出まくりじゃないですか!(笑)
    みおさんがそこまでおっしゃるとは、さらに原作読みたくなってきました!というか、もう読みます!決めた!(笑)
    私も「堂上…おまえぇーーーー!!」と早く転がりたいです(笑)

    いろいろな情報ありがとうございました☆
    2008年04月12日 16:01

この記事へのトラックバック

『図書館戦争 LOVE&WAR ・1』の感想
Excerpt: 『図書館戦争 LOVE&WAR ・1』弓きいろ・漫画/有川浩・原作/白泉社花とゆめコミックス/ 『上出来だ。落ち込むくらいなら、怒っとけ』綺麗で可愛くてでもしっかりした絵柄はもちろんだけど、「図書館と..
Weblog: 空夢ノート
Tracked: 2008-04-11 20:20