おお振り感想(アフタヌーン2008年7月号)その2

その1から先にお読みください☆
引き続きネタバレご注意です。
・目標設定用紙
ここで、皆に用紙を配るよう千代ちゃんに頼むモモカン。
「目標設定用紙(結果目標)」と書かれたその用紙には、「人生の目標」「スポーツの目標」とに大きく分けられ、さらに「夢のような目標」「最低限度の目標」「50年後の目標」…3年後、今年、今月、今週、今日、今の目標、と、細かく記入する項目が決められていた。
今から10分でこのマスを全部埋めるように、というモモカン。
30マスを10分=1マスを20秒だから、かなり急いで書かないといけない計算になる。


考えに時間をとられて、なかなか書き進めないみんな。
花井が「一流企業の新入社員」とか、現実的なことを考えているのがすごい花井らしい。
「プロ野球選手」とは恥ずかしくて書けない三橋。66歳おじいさんの三橋…想像できん!(笑)


結局10分以内に書き終えることができたのは、田島・栄口・西広の三人。
「シャピーン」とペンの音も軽快に書いてた田島は、中学のときにこれを毎月やってたらしい。(実際にこういうことやってるチームはあるんだろうなあ)
今週とか今日とかの目標はさすがに実現可能そうだけど、夢のような目標=「200才までプレイする」ってのがいいなぁ! 田島ならやれそう!(笑)
きっとこのへんの目標は、中学のときからずーっと変わってないんだろうなー。
栄口もシニアでやったことがあるそうですが、西広は今回が初めてなのに10分以内で終了。
西広先生さっすが。勉強できるから、日頃から頭を使うことに慣れてるんだろうな。
きっと人一倍、集中力とか意志の強さとか、向学心を持ってる子なんだろうなー。


書き終わらなかった面々の中から立ちあがり、「あと…3分! もらえませんか?」とモモカンに頼む沖。
理由を説明するよう言われて、(がんばれ)というみんなの心の声を背に、沖は自分の気持ちを言葉にしようと努力する。

「オ…レ でかい目標に向かって やってきたいって やっと思えた…ので
はじめから つまずきたく ないです!」



うわあああん、おっきーがたった一晩でこんなに成長しているよう~!
おっきー大好きだよう~!



「やる気があっていいね!」と、沖の頼みを承諾したモモカンは、あと3分の猶予をみんなに与える。
(書け! とにかく書いてしまえ!)と、ペンを走らせる花井たち。
タイムアップ後、「みんな書けた?」の声に、今度こそ「はいっ」と答える。

「どんな気持ちになったかな?」
「な なんでもやったるって気持ちです!」


これは本当にやる気が出そう。私も書いてみようかな…(笑)
さらにモモカンの話は続く。


「練習をムダなく生かすには 一つ一つに集中すること!
集中するには 練習を楽しむことだよ!
自分が伸びた時 目標に近づいた時 練習は楽しくなるよね
いつも目標を意識して 頭使って考えて」


「楽しんで 甲子園優勝しよう!」


千代ちゃんと一緒に私もコーフンしてきたー!


・モモカンの述懐
ただ一人、一マスも書くことができなかった三橋。そういえば、やる気が出てきた花井たちの後ろで、こっそり震えていました。

(チームの未来は田島君に並んで上手にイメージできるのに
自分の未来には全く展望を持てないのね)


その用紙を見ながら、モモカンは思う。

(三橋君は今 たぶん楽しくやってるんだろうけど
”部活”のあとも人生は続く――…
三橋君も みんなも
もっと広い世界があることを これから知ってくんだなぁ…)


かつて彼らと同じように高校生だった頃を思い出しているかのような、モモカンのモノローグ。
人生を少しだけ先に歩んでいるモモカンの目に球児たちは、どんなふうに映っているんでしょう。


三橋がいずれ、迷わず自分の目標を綴ることができるようになりますように。


・練習、練習
アップが終わって、いよいよ目標に向けてさらにハードな練習を始める西浦。
「新人戦でパワーバクハツさせましょう!」と拳を握るモモカンの勇ましいこと…!
ラダー、なぜか笑いのこみあげる踏み台昇降(覚えある…体力測定のときはなんか妙に明るい曲が流れるんだよな)、8の字走、坂道ダッシュ(重りプラス)、綱登りにティーバッティング。
見てるだけでしんどそうなトレーニングに精を出すみんな。がんばれ!
ティーのときの花井は一瞬にしてユニフォーム(上)を着脱するという芸当をやって…ゲホッゲホッ。何でもありません(笑)


・モモカン様…
限界まで身体を動かして、ティーが終わると同時にへばってしまった花井。
近づき、へたりこむ花井に顔を寄せてそっと囁くモモカン。

「花井くんは 田島くんがいて幸せだね
ライバルに勝るやる気の元はないもんね
でもあなたは 田島くんを越えなきゃいけない
飛距離を伸ばしましょ 田島君が 足元にも及ばないくらいにね」


モモカンの声を聞きながら、唐突に花井は、母親の話に感じた疑問を思い出す。
モモカンが野球部のマネージャーをしていた高校時代、部員だった”たった1人の選手”は、いったいどこに行ったのか――。


今月一番ドキドキしたのは、この「田島くんがいて幸せだね」のコマでした。

だってモモカンかっこいいんだもん…!!

なんだこのかっこよさ…。柱のアオリにも「怖いな! モモカン!」とか書いてあってそれには同意ですが、やばいなあ。最高だなあモモカン。
単にへばってるだけの花井が、まるでひれ伏してるように見えてしまう(笑)


次回は花井がモモカンの過去を知っていくんでしょうか。気になります!
あと阿部…今頃どうしてるかな…


・10巻の広告

「みんなで行こう。どこまでも。」

というキャッチコピーが、良すぎる!!
どこまでだって行ける、行けるよ!
10巻表紙では見切れちゃってる崎玉ナインの二人(田中くんと…もう一人は誰だろ?)も、こちらにはバッチリうつってます。(←と思ったら、コミックスのほうも目次ページにはちゃんとうつってた!)
白黒だけど、これは素晴らしい広告ページだと思うので、非・本誌派で立ち読み可能な方はこれだけでもぜひ!(あ、でも基本は10巻表紙と同じ絵です)



今回はとにかく花井の回でしたね。
10巻も主役は花井だし。なんだろう、花井祭りか?
三橋と阿部もそうだけど、花井のことも大事に育てようとしてるんだな~というひぐち先生の思いが感じられます。
まっすぐで真面目で苦労性で努力家の花井は、私にとって応援したくなるキャラクターナンバーワンなのです。


ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
引き続きコミックス10巻の感想もお付き合いいただければとってもうれしいです。
ここから先はその他の一言感想なので、ご興味のない方は読み飛ばしてください☆




●その他の感想

・吉田家のちすじ
多香子さんが何で旦那さんと結婚したのか疑問だったんだけど、やっとそれがわかった気がする。
これは惚れちゃっても仕方ない。やるな明彦。


・珈琲時間
豊田徹也の新連載! やったああー!
どれくらい続くのかはわかんないけど、これから毎月この人の漫画が読めるなんてうれしい。
この人の描く「うさんくさい男」が好きだ。
そして「アンダーカレント」の描き下ろし広告イラストもうれしかったなあ…。探偵さん堀さんラブ。


・臨死!!江古田ちゃん
幼女時代の江古田ちゃんとおねぇちゃんかわいい。(こうして見ると二人は姉妹だな…)


・カラスヤサトシ
3巻帯のコピー、T田さんが考えたんじゃないのかよ! ちっくしょうだまされた!(笑)
→関連:「カラスヤサトシ」3巻の感想


・ヴァイオライト
市川春子の新作!
この人の作品大好き! 早く単行本化してほしい!


・ファンシーGUYきゃとらん
何気にこの漫画面白い。コミックスでまとめて読んだほうがもっと面白い気がする。
アドリブに弱いきゃとらん…萌え!


この記事へのコメント

  • こんにちわ===!!!

    まだ読んでないですけどいつもさきにこちらの感想をよんでしまいます!!!
    感想だけでこんなにコーフンしちゃうのに本誌読んだらどうなるんでしょ!( ゚д゚ )汗汗
    ああああもうおお振り好き過ぎて、どうしたらいいんでしょう!!!!
    あたしもまっすぐにいきたい!
    「まじめにやりたいとき~」のくだりは、単行本よんだときに一番共感したところでした。
    こうやってマンガに貰った気持ち…もの?…。大切にしたいですね。
    おお振りには沢山のものをもらっています。
    こんなにこんなに、一話一話に愛が感じられる漫画すくないですよね。
    どの作家さんも一生懸命書いているんですけど。
    おおぶりは中でも特別なものになっているようです。ヽ(*・ω・)ノ。・:*:・☆

    あたしもおお振りにひっぱられて、
    良いほうへいけるかしら。
    2008年05月25日 18:46
  • みお

    三森様

    と言う訳でお邪魔します(笑)「オレがおじいさん?ぐるぐる…」でアフタを放り投げそうになった私です(コラ!:笑)可愛い…(笑)どこまでも可愛いヤツだよ、三橋め…(笑)

    そして10分で書き上げたシニア2人と(笑)西広先生!!素敵過ぎます!君達ってば!!(笑)

    沖君、一晩でこんな立派に…!(涙)ごめんよ、先月の私を許して!!「私は沖君とかの気持ちが分かる」なんて偉そうな事を…沖君は私とは違うよ!(当たり前)本当に頭が下がっちゃう…皆と一緒に「がんばれ」って言ってました、私…(バカです)うん、応援するからね!頑張れ!!

    あとはもうモモカンのSっぷりに白旗でした(「S」言うな!:笑)花井は大変だ!(色んな意味で:笑)

    丁寧かつ詳細な感想、ありがとうございました!毎月駄文コメントで申し訳ないですが、こちらで一緒にお話出来る事が毎月の楽しみになってます。お疲れ様でした!

    PS:やっぱりカラスヤさん大好きです(笑)あとT田さんも!!(笑)
    2008年05月25日 23:29
  • おでん

    待ちに待ってました・・・おお振り感想!!!!
    いつもステキ過ぎる感想、ありがとうございます!!まったくもう、涎モノですね!!(キモ)

    みっずったにぃ~♪ふふふふふ♪
    やっぱりやっぱりそーなんだー(●´∀`●)えへへへへ。これゎもぅ目が離せませんね☆モモカンの過去にも目が離せませんね☆

    なんか・・・どんどんおおきくなっていきますね、西浦ーぜ。キラキラしすぎて眩しい・・・!!私もキラキラしたい・・・!!もぅみんな、甲子園だってどこだっていける!!!がんばれ~!!!新人戦が楽しみだ!!
    来月号も、西浦の日常風景が描かれるんですかねー?試合風景もいいけど、普段のはほのぼのしてて、大好きだ!!

    なんかぐだぐだになってきてしまいました・・・。。来月号の感想も楽しみにしています♪ありがとうございました!!!
    2008年05月26日 09:10
  • 三森紘子

    コメントありがとうございます!


    ●春さんへ

    まあ、そんな光栄なことを…ありがとうございます(>_<)
    そうそうそう、そうですよね!
    好きすぎてどうしたらいいのかわかんないです(笑)

    >「まじめにやりたいとき~」のくだりは、単行本よんだときに一番共感したところでした。
    私もそうでした。マイナスのものを貰うこともあれば、プラスのものを貰うこともあるんだな、それが人間関係なんだな…と当たり前のことを思いました。
    貰うばっかりじゃなくて、誰かにプラスのものを分けられるような人に憧れます。憧れてるだけで、道のりは遠いです(笑)

    >あたしもおお振りにひっぱられて、
    >良いほうへいけるかしら。
    いきたいものですね!
    こんなに沢山のものをもらってるんだから、良いほうに向かわなきゃバチが当たる気がします(笑)



    ●みおさんへ

    おじいさんの三橋、今は想像できないですけど、きっと歳をとってもかわいいんでしょうね~三橋は^^

    >沖君、一晩でこんな立派に…!(涙)ごめんよ、先月の私を許して!!
    ホント、そうッス!(笑)共感する~とか言ってた私のバカバカ! 一足飛びに先に行かれちゃった感じです。ほんとにすごい! おっきーがんばってほしいです!

    モモカンのSっぷり(笑)には勝てる気がしませんよね!もう負けでいいです!むしろ進んで負けたい(笑)

    カラスヤさんのコメントもありがとうございます^^T田さんはこんなにも大変な人なのにこんなにも憎めなくって困ります(笑)
    そして労わりのお言葉もありがとうございました!



    ●おでんさんへ

    >みっずったにぃ~♪ふふふふふ♪
    読んでるとき、私も正にこんな感じでほくそ笑んでいました!(笑)
    半笑いで彼のその後を見届けたいです。千代ちゃんと誰かが実際にくっつく、ということは何となく無さげな気がするのですが、別に始まらなくても全然OKです(笑)恋愛未満の感情も片恋も、みんな青春ですから!(笑)

    西浦の日常風景は私も大好きです! なんてことない日常まで、キラキラしてますもんね! すぐ新人戦にいっちゃう前に、もう少し日常ターンのままでいてほしいですね。
    モモカンの過去も気になることですし!

    楽しみにしてくださってありがとうございます!次もできるだけがんばります(笑)
    2008年06月01日 23:00
  • 凍子

    三森様
     
    今月号も楽しかったです。
    「ヒーローがいない野球漫画」(2007.6.30朝日)と、生島淳さんが書いてましたが、そうではなくてみんながヒーローなのだと、思いました。そういうメッセージがひぐちさんからはっきり来るし、三森さんや皆さんも強く反応している気がします。
     またお願いします。ありがとうございました。一段落したところにすみません。
    2008年06月03日 22:47
  • 三森紘子

    凍子さんへ

    コメントありがとうございます!

    ほんとにその通りですね! 「ヒーローがいない」というのは「こいつがヒーローだ!」と特定できる誰か一人がいないってことで、一人に決められないくらい全員がヒーローであり得るってことなんですよね。
    それぞれのキャラクターにまんべんなくファンがついてるように思うのもそのせいなんでしょうね。私も一番って決められないですもん!(笑)

    いえいえ、いつでもどんなときでもコメントをいただけるのはすごくうれしいです!ありがとうございました~!
    2008年06月04日 14:39

この記事へのトラックバック