化粧水のパッティングより ~瀧波ユカリ「臨死!!江古田ちゃん」3巻



ロ●・リキ●ンスタイン風の表紙が、書店でも目を引きました第3巻。
感想で何回も書いてますけど、瀧波さんの描かれる一枚絵のセンスがめっちゃ好き。毎回の扉絵もことごとく好き。
この巻収録分では、しっとりした花魁のやつと、マッチ売りの少女なやつと、カラーではっちゃけてるフルーツカーニバルなやつが特にお気に入りです。


2巻発売からもう一年になるんだけど、妙に早い気がする。
読むネタ読むネタ、つい最近雑誌で読んだばかりのような記憶が…。
それだけ印象強いってことだろうか。


・自分の中の自分の叱咤激励係
・いたわり拒否/自己愛のガチンコ勝負
・”ギャップで演出”が許せません
・想定外の超高齢マッサージ師
・負けてる意識すらない野良犬
・だって「思い」は「重い」だから
・翼の折れた猛禽


などなど、相変わらず心を射抜くフレーズ満載の江古田ちゃん。
ああ~一度でいいから猛禽になってみたい!(もちろん翼の生えてるほうで)
絶対生きるの楽だよ!(笑)
『「思い」は「重い」だから』も大変胸にしみました。そうなんだよねぇ…。


「右の頬を打たれたら左の頬で笑う江古田ちゃんです」という文の横に小さくある「こんなの…化粧水のパッティングより弱いわ!!」というセリフにも思わず拍手。
潤いを…もっと潤いを…と、親の敵のように自らの顔を叩く風呂上がりの自分の姿を思い出して、苦笑という名の勇気がわいてきました(意味不明)
女子はいろいろ痛みに耐えて生きてるんだぜ!ということを江古田ちゃんが体を張って(具体的には全裸で)言ってくれるので、元気が出ます。


他媒体に出張で掲載された作品も収録されています。これが毎回楽しみ。
森見登美彦の作品に江古田ちゃんがお邪魔してるという体裁の4コマが面白かった。
「猫本」に収録されたものも載ってるけど、猫好きな人が読むであろう「猫本」でここまで非・癒し系のネタをやる心意気がスゴイです。
まあおそらく原稿依頼した側もそれを期待してたんだろうけど、浮いてただろうなぁ、執筆陣の中で…


サムの人間性への疑いが増すばかりなのだけど、江古田ちゃんは彼のどこがいいんだろう?
3巻の名言は、現代社会に鋭く切りこんだモッさんの一言「どれもあったりまえだろ」でひとつ。


1巻の感想はこちら
2巻の感想はこちら


この記事へのコメント

  • 赤魚

    こんばんは☆

    3巻も江古田ちゃんの勢いは衰えませんねー!
    江古田ちゃんに共感できる事が日に日に増えてきているような気がします。

    自分の中の叱咤激励係と翼の折れた猛禽は私の中でも相当ヒットでした!
    4巻の発売は一年後だと思われますが それまでこの3巻の余韻だけで過ごせそうだと思います(笑)

    それでは☆また
    2008年06月05日 22:23
  • 三森紘子

    赤魚さんへ

    こんにちは、コメントありがとうございます!

    ほんとに衰えるどころか、ますますパワーアップしていってる感じですよね。
    「3巻の余韻だけで過ごせそう」っていうの、すごくわかります…!(笑)江古田ちゃんはもはや私の日常にしっかり根ざしてしまっています。ふとしたときに出てきちゃったりしますもん、作中のフレーズが(笑)

    4巻も楽しみですよね☆
    それでは!
    2008年06月07日 12:57

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