てめーのお日さん ~空知英秋「銀魂」25巻



「見開きを使うとジャンプっぽい」というサブタイトルには笑いました。いやいやいや。ジャンプ漫画じゃないですか銀魂。200回以上連載続いてるじゃないですか。
でもそういえば、この漫画で見開きってあんまり出てきたことなかったか。


今巻から始まったのは吉原炎上編。
吉原を照らす日輪(ひのわ)と月詠(つくよ)という2人の女、母親の日輪太夫に会いたいと願う少年晴太、神楽とその兄・神威。複数の軸を中心に、物語は進みます。
でも、25巻は月詠の巻でしたね。今回の表紙は内容を正しく表している。


月詠はよかった。月詠はいい女だよ。
登場シーンなんてしびれたもん! 「棘が刺さるぞ」でゾクゾクきました。惚れてまうやろー!
禿(かむろ)時代の月詠もめっちゃかわいい。惚れてまうやろー!(しつこい)


「どんな場所だろうとよ どんな境遇だろうとよ 太陽(おひさん)はあるんだぜ」
「背筋しゃんとのばして お天道様まっすぐ見て生きてかにゃならねーんだ」

吉原の空にバカでかいおひさん打ち上げてやる、と戦いに向かう万事屋一行。
銀さんはいつも変わらず銀さんでいてくれる。心が、志が、魂が折れないために、「てめーのルール」に従って生きている銀さんは、どんなにくだらないことをしてても常にカッコイイ。カッコイイったらカッコイイ。


「わっちも人に頼るばかりじゃなく 自分で捜してみる気になったのさ
てめーの太陽(おひさん)という奴を」

銀さんたちと出会ったことで、月詠の中で何かが変わっていく。
日輪を護るという言い訳を隠れ蓑にして、護り続けてきたのは日輪でも吉原でもなく、自分自身で作り上げた檻だった。
その檻を破るために戦う。まっすぐ立って、空を見上げて、太陽に向かうことができるのは、その光を受けとめる覚悟のある者だけなのだから、もう一度立ち上がったとき、月詠は日輪を近くに感じることができたんだろう。


その月詠と対をなす存在として描かれる日輪はまだ回想シーンで語られるのみで、存分に魅力が発揮されていないように思うので、そのあたりは次巻に期待すればいいのかな。


カッコよくクナイを打ち落とした銀さんの眉間に一本刺さってたり、それをごまかそうとしてどんどんドツボにはまってくところが好きだった。
戦いの最中でもあれだけページを割いてギャグやるところが銀魂ならではだよなー!
「はちきれビーチ三太夫」も、一瞬こっちの目がおかしくなったのかと思った(笑)すごいビジュアルだった。しかもバックの模様が桃! その恰好のまま真剣に応戦してるのも可笑しくてしょうがなかった。
あっ、でも「爆乳」の名の通りなんだなあ、この胸の爆弾!(笑) つじつまが合っている!


夜兎一族、というか神楽一家もどうなっていくのか気になる。
「自分の戦場は自分で決める 血ではなく魂(こころ)で」という神楽の啖呵は本当にカッコよかった。
もうほんとに女の子みんなカッコイイんだよなぁ! 色気はないかもしれないけど(笑)
あと、若き日の星海坊主が髪の毛フッサフサなのに「うわー」となった。父ちゃん…素敵!(笑)



22巻の感想はこちら
23巻の感想はこちら
24巻の感想はこちら


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