命をかける覚悟あり ~藤田和日郎「月光条例」2巻



1巻は月光がメインでバンと出てましたけど、2巻メインは鉢かづきちゃんだと言っていいんじゃないでしょうか。
鉢かづきちゃんカッコイイわ~!


「私は自分の使命に命をかけております。
ならば! かけた命に…
男女の違いなどあろうはずはないでしょう!」



武器に姿を変えた鉢かづきを使い、ねじれた「おとぎばなし」を元通りに正す「執行者」となった月光。
女の子を武器として使うことを避けようとするのは月光の優しさであるのは間違いないんだけど、鉢かづきにとってそのことは口惜しい以外の何物でもなかった。
啖呵を切り、一人で戦う鉢かづきを見て、月光も、そして一寸法師も、覚悟を決めようとする。
月光は鉢かづきと共に戦う覚悟を、一寸法師は自分のせいで家を追い出された姫を命がけで守る覚悟を。


「『やらねばならぬこと』は 自分のみが知っておりまする。」


鉢かづきちゃんのこの言葉、すごく胸に響く。というか耳に痛い(笑)。
エンゲキブの「どんな運の悪いヒトだって、完璧に不運の犠牲者じゃないのよ! きっと抵抗できるのよ!」という言葉も響いたなぁ。
運命に流されるだけじゃなく、自ら抗って生きていくラストの姫と一寸法師は、とてもお似合いの二人です。
月光たちのところに留まることにした一寸法師は、「うしとら」のイズナみたいなマスコット的存在になるのかな。


それから、鬼の太郎丸の笑顔がよかった!! 拷問を受けてボロボロになりながらも一寸法師に見せたあの笑顔。
あんな素敵な笑顔はなかなかないよ。
密かにファンになってしまった。再登場してくれないかな太郎丸。


次のおはなしは「シンデレラ」。
このものすっっごく凶悪そうなシンデレラが、新キャラの天道と一悶着あるのかな? 楽しみです。


それにしても、藤田先生の描く姫(純和風)は美しい。
巻末では、西森博之先生のFAXも見られてお得です☆ お二人が仲良しなんだとわかっただけでもうれしい。
あと、クイズでは恒例の迷キャラクター(笑)がまた生まれてます。ニャルラトホテプ8世? 誰だそれは!


1巻の感想はこちら


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