おれがいやなだけだ ~唐々煙「Replica-レプリカ-」2巻



1巻表紙のあまりのかっこよさに、ついつい買い始めてしまったこの漫画。(そんなんばっかりだな!私は!ほんとに!)
2巻は色違いでカルの表紙。赤→黄色で来るとはちょっと意外でしたが、1・2巻を並べてみるとそれぞれの色が映えてとってもいい感じです。


カルの正体を知り、Toyを潰すための組織「CARDS」がどういう者達によって作られたかを知る用心棒の卍・通称「赤狗」。
驚きを隠せない彼に、ゼンリは改めてCARDSの仲間になるよう持ちかけるが…。


この作品は、わー!面白い!! って手放しに浸れるわけではないんだけど、「こういうことを描きたいんだな」っていうのがある程度わかって、それがその通り伝わってくることの快感というのがあります。
物語が始まる、物語が動く、物語が収束して結末へと向かう経緯で、登場人物たちが何を考え何をして、どう変わっていくのかを見届けたいと思わせることに、成功しているのではないだろうか。


赤狗が他人に自分の痛みをうつしたくないっていうのも、カルが思ってるような理由じゃないのは誰が見てもわかる。
だからそのことがいつカルに伝わるんだろうと楽しみに待ってたし、それが伝わったときのカルの笑顔は「よしきた!」という気持ちになれるし。
簡単に誰かを殺すとか言っちゃいけない、とたしなめられて「なんで?」と返すシラヒメも、遠からずその意味をわかるときがくるんだろうな。
先が予想できてつまらないというわけじゃないんですよね。それでも読みたいと思うもの。


赤狗こと卍がつくづく好きです。期待を裏切らないでくれるので、清々しくて見ていて気分がよい。
帽子屋との戦いでの復活シーンはかっこよかったー! 痛みを引き受けて崩れ落ちるカルを片方の腕でちゃんと受け止めてるところもすごい良かった。
服装がまた元の和装に戻ったときは、内心ガッツポーズを取りました(笑)


あとは、ゼンリさんが気になる。煙草ばっかり吸ってるのも、いつもゴロゴロしてるのも、そんな理由があったとは…。
彼のことを気遣いながらも、「未だに目を見て話せない」というニトさんとの関係も。
AAAはどんなに美形だろうと、うさぎをあんな目に遭わせたからには許せませんよ。早く罰せられてくれー。


しかし帯のコピー(「一緒に、死んでくれないか。」)はミスリードだよな、人目を惹く意味ではピカイチだけど……これだと、赤狗とカルが心中でもするのかと思ってしまう(笑)



1巻の感想はこちら


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