おお振り感想(アフタヌーン2009年1月号)その1



うわあああスゲ―――!!
盛り上がってまいりましたーっ!!
読みながら、拳を何度振り上げたことか!!



号表記がもう2009年…発行年が平成21年…と月日の過ぎる速さに戦慄しつつ、今月のおお振り感想です。


☆ネタバレご注意☆・西浦はまだまだ合宿中
バッテリーは同一行動!! というわけで、三橋のロードワークに自転車でつきそう阿部。あ、これはもしかして前回の「阿部君重くなってないか」の続きか(笑)
木陰でつかの間の休息を取り、ふたたび立ち上がる三橋。

「お前って 何ゲにいつも元気だよな
勝ち進むよか イミある練習ってのも あんのかもな」


「ゴッキュゴッキュ」と勢いよく水筒を空ける三橋をみて、ふと阿部がそんなことを呟く。よくわかっていない三橋。

「お前さァ 三星が今年 甲子園行ってたら どーしたよ」
「?? お めでとうの メール… する?」


その流れで、三橋に質問する阿部。まあ予想されていた答えだけに、「そっか――――――」と脱力加減も大きい阿部。
しかし三橋は、「悔しいと思う と思う」とも続ける。
「阿部君 の ライバルは 榛名さん?」と訊かれて「ライバル~~?」とものすごくイヤそうな顔の阿部(笑)
三橋は前に叶から届いたメールを阿部に見せながら話す。甲子園優勝を目指す、と書かれたそのメールに元気づけられたこと、田島が自分と叶を「ライバルだ」と言ってくれたこと。

「叶君達 がんばってる と オレも がんばろうって お 思う!」
「わかンぞ はりあう相手っつーか 負けたくねーやつっつーか オレよか上にいられっと思うとメシがマズくなるっつーかな!」


この、邪気のない笑顔の三橋と、負のオーラだだもれの阿部との対比がすごいなあ…(笑)
「メシは うまいよっ」と返す三橋に、「メシはいつでもウメーや」と訂正する阿部。そうそう、メシはいつでもうまいよ! 「うまそう」・「うまい」・「うまかった」だよ!
「おめーもちっとでかくなってねー?」と言われて喜びを表す三橋が本当にかわいい。


後半を走り出す三橋の背中を見ながら、阿部は思う。
三橋が西浦を選んだのは、西浦意外に選択の余地がなかったから。けれど自分は。

(オレは オレが 星の数ほどある選択肢から西浦を選んだんだ)
(だからって あっちのが勝ってたら後悔か?)
(……ちいせえっ)


「後悔」。そういう言葉が出てくるとは。阿部は榛名と同じ高校に進むことを全然考えなかったわけじゃないのかな。
うーん、どうだろうな。


でもそうか、そもそも三橋に「どーしたよ」なんて訊くからには、阿部はそういう自分がイヤなんだなあ。
ここでもきっと三橋はいつもみたいにたどたどしくゆっくり喋ってるんだろうけど、阿部もイラッとすることなく自然に会話が進んでいるのが珍しい(←と思うこと自体が本当はオカシイんだが…)
三橋から何かを学ぼうという阿部の姿勢が少し見えます。勝ち進む武蔵野に対する自分の思いを、阿部は持て余しているのかもしれない。


でもそれは、三橋の中で三星時代のことが決着ついてるのに対して、阿部の中でのシニア時代はまだ終わってないからなんだと思う。
「思い出」にできてないから、懐かしく振りかえることもできないし、美化もされない。
だから単純に、阿部の器=ちいさい、ということはできないけど、阿部がそうやって自分を「ちいせえっ」と感じることはすごくいいことなんだろうと思う。


(――阿部君 は 榛名さん 勝ったら 悔しいばっかで 嬉しく ないのか
ホントのライバル だと そうなるの か も)


どうだろう。お互いを奮起させられる関係がライバルってことなら、三橋と叶も、阿部と榛名も、正しくライバルなんだと思うけど。
ついでにいえば田島と花井もだな!


・武蔵野第一と春日部市立はまだまだ試合中
春日部がリードしたまま、準々決勝は6回に突入。
春日部の葵も、武蔵野の榛名も、打者に出塁を許さず、7回表武蔵野の攻撃。
4番大河の四球、5番中山のバント、6番佐々木のヒットで、1死一・三塁のチャンス!
続く7番榛名の打席。

(気温も球数も関係ねーんだよ
オレはこいつ見っと 元気出ちゃうんだから!)


相手にここまで思わせる榛名のスゴさをひしひし感じる。
その気合が勝り、ショートフライに抑えられた榛名が悔しがるのを見て、不敵に微笑する葵。
8番相馬もヒットならず、スリーアウトチェンジ。


・エースという人種
少なからず意気消沈するナインを、「三塁まで行ったじゃん! とらえはじめてんだよ!」と鼓舞する大河。
「そっすそっす! オレもー打たせねーし!」と満面の笑みで加わる榛名に、あっけにとられてそのあと大爆笑する皆。

「オメーの自信過剰がオレちょっときもちくなってきたよ」
「投手があー言ってっから がっちり守ってやろーぜ!」


元気よく呼応して、ベンチから出ていく武蔵野ナイン。

(榛名(あいつ)の元気なコエって 体から重りをはずしちゃうんだよな
ホントあいつは エースって人種だと思うよ…!)

(あーヤベェ どー考えても今が捕手人生最高の時だ!)


大河も町田も、チームの皆も、榛名の存在に力をもらう。
大河のいう「エースって人種」。三橋も、そうな気がする。


7回の裏、四球を出しながらも進塁させず0点に抑えてスリーアウトをとる榛名。
サラッと描かれているけど、さっき打ち取られた相手ピッチャーの葵を三振でやっつけ返してるんですよね榛名は。
葵、悔しかっただろうなー(笑)



ちょっと中途半端ですがその2に続きます。


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