助けるんだ 今度こそ ~原作・辻村深月/漫画・新川直司「冷たい校舎の時は止まる」1~2巻



だって気になるから…。原作が好きだから…。同時発売の1・2巻とも買っちゃいました。
同時発売は正解かも。単体より、2冊並べたほうがだんぜん映える表紙です。
内容的にも、1巻ラストより2巻ラストのほうがヒキが大きい気がするし。
あと、1巻ではまだ荒さの目立つ絵柄も、進むにつれどんどん良くなっていると思うので。というわけで、これから読もうという方はぜひ2巻まで!(笑)


雪の降るある日、いつものように登校すると、校内にいたのはふだんから仲のよかった八人の生徒だけ。
他の生徒や教師が来る気配もなく、校舎から出ようとしても何故か出られず、時計の針はある時刻を示し続ける。
閉じ込められた八人の脳裏に浮かぶのは、二ヶ月前の学園祭最中に起こった同級生の自殺事件。
だが、死んだその同級生の顔も名前も、誰一人思い出せないことに気づく。
自殺したのは誰だったのか? その人物が彼らを閉じ込めているのか?
クラスメートのことを忘れてしまえるほど、自分たちは薄情だったのか?
時を止めた学校という小さな世界で次に時計の針が動くとき、一人、また一人と閉じた校舎から消えていく。
(小説版の自分の感想記事からそのまま抜粋)


原作を読み返してないからわかんないけど、漫画版は原作の大まかなストーリーはそのままに、よりスピーディーに話を展開させているといった印象です。
小説版では充が消えるまでにもうちょっと間があった気がする。それぞれの消え方もたぶん変わってる。
エピソードを削った分だけ、描いている部分を丁寧にやろうとしているようにみえるので、好感が持てます。
繊細に繊細に、登場人物の内面を描写していた小説版がとても好きなのだけど、漫画という媒体ではむしろ、謎解き部分やサスペンスチックな部分を魅せるのに向いていると思う。
楽しんでこの先も読みたいです。


鷹野のリレーのエピソードがちゃんとあったのはうれしかったけど、やっぱりそれにしてもかっこよすぎるだろ鷹野、と改めて思った。
小説版を貸した後輩(男)は、読んだあと「こんな男は、いない」とキッパリ言っていました(笑)


あとは人物の描き分けをもうちょっとがんばってほしいな…昭彦と榊が並んでるとどっちがどっちかわかんない。せめて髪のトーンの色だけでも変えてくれ…
清水さんと角田さんも、同じ眼鏡キャラってだけでかぶって見える…
でも、諏訪会長はイメージ通りだったのでよかった。彼はひそかに好き。
学園祭のディテールが遊びすぎてて笑った。「ツンツンデレデレ妹カフェ」って…「レッツトライ腸内洗浄」って…


装丁が綺麗なんですよね。雪の結晶の模様がカバー全体にちりばめられていて。背表紙と帯も色違いで統一されてて。
さらにこんなかわいい↓
1130
折込チラシまでついてるんですもの…
チラシは邪魔だからいつも捨てるけどこれは捨てられない!!



原作小説の感想はこちら


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