すごいよ!番子さん ~久世番子「私の血はインクでできているのよ」



ゴゴゴゴ…と、記憶のフタが開いていく。


漫画家として活躍してらっしゃる番子さんが、自らのおえかき人生を赤裸々につづったエッセイコミック。
何がすごいって、当時の絵をそのまま載せてしまっているのがすごい。番子さん、あんた剛の者だ!
高3のとき描いたという太宰治「富嶽百景」のマンガ化作品は、普通に全部読みたいです。
いやもう、赤裸々すぎてこっちの過去までよみがえってきちゃったよ! あっははー! うかつに読むと危険!
中学時代の交換日記にストーリー漫画(オリジナル)を連載していたこととか、思い出してしまったじゃないの! まったく嫌な汗が出てきたぜ!


「おえかき少女にとって 少女マンガ誌は
ファッション誌でもあり カルチャー誌でもありました」

という一文に、そう! その通り! と大共感してしまった私も、かつてはおえかき少女でした。
番子さんと同じ「りぼん」派だったので、当時一番人気(?)だった「姫ちゃんのリボン」をもっぱらお手本にせっせとおえかきしていました。
面白かったなー、姫ちゃんのリボン。その頃連載されてた中で一番好きだった。


本当に憧れたよ、少女漫画の世界。
「背景にローマ字でメッセージ」、すんごい懐かしい!
あと、『「ん」を連続するとレースになる』とか『「ソ」を重ねて描くとニットになる』とかの裏ワザも、(初めて見たけど)すごいわかる。
私も「バラの描き方」を自分で勝手に編み出して描いてました。友人からは「丸めたティッシュ」と言われていたが…。
「三つ編みの描き方」も練習してた。憧れでした、三つ編み。
金髪も描いたな~。髪に光沢のような線を入れると金髪になるんだよね!(笑)


生徒手帳には何を入れていたか…どうしても思い出せない。
何も入れてなかったのかもしれない。でももしかしたら、思い出したくないがために無意識的に自らの記憶を抹消してしまっているのかもしれないと考えるとこわすぎる!!
とりあえず透明下敷き(二層になっていて間に紙をはさめるタイプのやつ)には、るろうに剣心の絵を入れていたことは覚えている。
でもジャニーズJr.にキャーキャー言ったり、かっこいい先輩にキャーキャー言ったりもしてましたよ! 二次元だけじゃなかったですよ!(笑)


ああ…結局、自分の(痛い)思い出を語っただけの感想になってしまった…。
でも、番子さんのエッセイコミックはいつも本当に面白い。隅々まで手を抜かれていないので、一コマ一コマがいちいち面白いのです。
何度読んでも飽きない。すばらしいです。


クリスマスプレゼントに魔法ステッキをもらって、感動にうちふるえている幼い番子さんがかわいいです。
かなり濃い内容ではあるけれど、それでもページ数が物足りない。もっと読みたいのに~。
巻表示がないから出ないだろうけど、2巻も出してほしいー。



作者さんつながりで
「番線~本にまつわるエトセトラ~」の感想はこちら
「暴れん坊本屋さん」の感想はこちら


この機会に「暴本」を読み返してみたら、やっぱりすごいおもしろい!
けど、ここに出てくる本屋ネタが自分にとってはすでに懐かしい!(暴本を読んだあとに本屋でバイトを始め、今は辞めているので)
月日の速さがおそろしい!


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

私の血はインクでできているのよ
Excerpt: オタク女子がいかにして目覚め、 いかにしてプロになったのか? その痛さは匠の技。 ****************************** 結局、給料日まで我慢でき??.
Weblog: なっぱんだのマンガとプリン、そしてカフェオレ♪
Tracked: 2009-02-22 23:47