どうかしとる ~鈴菌カリオ「乙女ウイルス」全3巻



「こんなイカした名前で領収証もらってる女のマンガはやっぱりどうかしてました。」
って、3巻の帯でジョージ朝倉氏も書いておられるけど、本当にそうだ。
なんとなく、本名をもじったのかな? と勝手に思っています。スズキカオリさんとか。
それにしたって「鈴菌カリオ」はねえよな。
でもそんな貴女が、S・U・K・I・ス・キ・さ! ヘーイ!
(どうしたんだ三森紘子と思われた方、すいません。この人の漫画を読んだらわりとそういうテンションになります。※いつもどおりだと思われた方、それならよかったです)


「乙女ウイルス」というタイトルのついたこの作品。
敵も味方も変人な「地球防衛隊シリーズ」や運命の人に逢うまで処女を守り通す「28歳少女漫画家シリーズ」等の連作ものもありつつ、基本的には読みきり短編集です。
ウイルスの名のごとく、一度侵食を許すと追い出すのは困難。脳髄を食い尽される勢いでハマります。
実際私、これを全巻買って読んだ日の夜、具合悪くなりましたからね(実話・笑)
すわインフルエンザかとおびえましたが、違ったみたい。感染したのは乙女ウイルスのほうだったか…。


特に好きな話を巻ごとに選んでみました。
片思いの連鎖がどんどん続いて、まさかの円をえがく「輪になってくるくる回ったら宙に浮いてUFO」(1巻収録)、
SF? スケールでかっ! な「満天LOVEモーション」(2巻収録)、
ゆる系4コマかと思いきやとんでもねえ「実家と書いてミカと読む」(3巻収録)。
「実家…」はほんとにすごいと思った。20ページが永遠に終わらないかと思った。


各話の間に挟まれる、中学生が授業中ノートの端に描いた落書きみたいなカットにも、もうメロメロ。(巻末おまけまんがも)
かと思えば、「つきよ」(1巻収録)のようなお洒落な画面のマンガも描けるのがズルイ! んもう!
山田将軍の顔が好き。(将軍なのに「山田」! 地球人じゃないのに「山田」!)
「猿並」(2巻収録)の正太がなんか知らんけどすごい好き。姉の性の目覚めを促す小学生って…。超悪そうな顔してるのが好き。
あと、「チューの途チューでねずみがチュー」にも笑った…笑いまくった…


人によってはドン引きなんだろうなあという作風ですが、ハマる人はドハマりすること間違いなしだと思います。
ぜひ誰かとこの良さについて語り合いたいよ! うおおぅ(←岡田あーみん風に)



作者さんのHPはこちら(漫画日記が本気で面白くて何度も見返してしまう
「Sillyなコダマ!!」の感想はこちら→1巻2巻


表紙も色づかいがポップでだいすきー。


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