誰かとつながる ~原作・三浦しをん/漫画・海野そら太「風が強く吹いている」5巻

風が強く吹いている(5).jpg

表紙はまさかの榊! なんとここで榊!
書店でこの表紙を見つけたときの私の、テンションの跳ね上がり具合をご想像いただきたい!(ほんとにしなくていいです)
ハイジさんはやっぱ最終巻までおあずけなのかなー。


裏表紙にも東体大の面々が!
ポロシャツの似合う松っつん、ニラ(犬)に気を取られるかわいいマルさん。古賀っちは…好きすぎてコメントできない。
さらに中表紙を開いたところのカケルとハイジさんのツーショットでもう…撃沈した。だだだ…大好き…
いやいやこんなとこで気力を使い果たしてどうすんねん! と、がんばって中身を読んだ5巻。中身も読んでよかったです(笑)。


(そんな簡単に言うなよ 頼られたらオレ 頑張っちゃうじゃねえか)
(カケルの走りはカケルに似ているんだ)
(ああそうか オレたちはとっくに そこまで信頼しあえるようになっていたんだ)
(ここはずいぶんさみしいところだね カケル)
(オレは また 走るのが好きな自分になれたんだ!!)



走ってるときって、いろんなことを考えます。
体のほうは走るという行為でいっぱいいっぱいになっているけど、頭の中はやたら饒舌になる。(これは私の場合。アスリートの方々はどうなのかわかりませんが)
漫画では、モノローグを使ってそれを表現することができるのがいいんだと思う。


襷をつなぐシーンというのは、毎回すっごい見せ場になる。
駅伝という長い長い戦いにおいて、誰かが誰かに襷をつなげていくことは、物理的な意味以上に本当に重要で、熱くてドラマチックで、いつも心を震わせながら読んでいました。
しかし、ジョータからジョージへの襷渡しは…笑わずにはおれませんでした(笑)
直前までのジョータのモノローグが感動的だったから余計だよ。シーン自体もすっごくかっこよく描いてあるのに、そこで言うことがそれかよ!
でもそういうのも双子らしくてよかった。仲良し双子だなあ。


神童がかっこいい。神童が本当にかっこいい!!
「そんなキャラじゃないのに」、神童の言葉にうっかり泣いてしまったユキ。ユキは本当はちゃんといいやつ。
そして、ニコチャン先輩。私はニコチャン先輩の走る姿がほんとに好きなのだ。なんだかとてもとても泣けてきてしまうのだ。


お父さんが監督を辞めたと聞いたとき、声を上げて泣き崩れたハイジさん。自分が故障したことよりも、走るのやめたことよりも、それが一番ショックだったんだろうな。
今まではお父さんがいたから走ってきた、その存在がなくなったとき、1人では走れなくなった、それなのに走らずにはいられない。だから周りの人間を巻き込み、箱根駅伝を目指した…
本人が言う通り、ハイジさんのエゴなんだろう。だけど、それは悪いことだったのか? もうみんな、騙されたっていいと思ってる。


次巻ではキングが走る8区がスタートするようです。カケルの9区のところまでいくのかな?
今巻のラストの、キングの表情がすごくよかった。キングの走りとモノローグに期待大です。
アオタケだけじゃなくて、東体大の行方も気になる! 榊、がんばれー!
それにしても、榊と松っつんの関係についてのOBさんの感想、「おかしな調教したねー」には大笑いだ! 調教て!(笑)


はああ…5巻もよかった。好きだ好きだめっちゃ好きだ。
もっと話題になればいいのに。みんなもっと読めばいいのに。
私なんぞ、何回も読み返すので、買ってすぐにページが開いてべらんべらんになってしまいますのよー!
6巻発売は冬か…。待てないー!



1巻の感想はこちら
2巻の感想はこちら
3巻の感想はこちら
4巻の感想はこちら


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