4人の天才魔法使い。
10歳の女の子、漆間乱(うるま・らん)には秘密があった。
彼女にはサイズが合わない、だぼだぼのシューズ。これを履くと、みるみる変身! グラマラスな美しいオンナへと成長できる。
「子どもはイヤ、早く本当の大人になりたいな」。
ところがある日、変身後の姿のまま、乱は初恋に落ちてしまった!
……地方都市・灰町を舞台に、4人の魔法使いに起こった4つの大事件を描くマジック・アンド・ライフ。
灰町に隠れて暮らす漆間一家に、幸せの日々が訪れるのはいつになることやら。
(Amazonあらすじより)
実はコミックスになる前に、「乙嫁語り」と抱き合わせで刊行された総集編を買って読んでたんですよね。
そっちでは1巻の第3話までが収録されてたんだけど、そこまで読み終えた時点では、正直微妙でした。
う~ん…面白いけど、あともうひとつまみ…何かが足りない…という感じだった。
だけど、1巻通して読んでみると、やっぱり好き!!
乱の通う学校や、静さまのいる村の様子が描かれていくにつれて、どんどん惹きこまれていきました。
あの大きな扉は何なのかしら? 「地獄の釜のフタ」的な何か? 気になる~!
乱の母親・静さまのあの重たそうなお尻といったら!(←褒め称えてます)たまりません本当に。
乱が恋に落ちる(のか?)相手の凰太郎が、金持ちボンボンなのもなんかいいなあ。
でも私は陣さまのほうが好きだなー(笑)最後は女性陣に負けてあげてる感じが。優しい人なんでしょう。
刺繍好きのお父さんもかわいくてキュンときます。
同級生の、ものすごくわかりやすいいじめっ子の男子も(笑)
そして何といっても乱の変身後の姿。
子どものままでもかわいいんだけど、お目目ぱちぱち、くちびるも爪もツヤツヤのキュルンキュルン、オーラキラキラな大人バージョンは破壊力がとにかく凄いです。
変身するときの、前で留めるタイプのベストのボタンがポンポンッとはずれていく描写が、大好物でした(笑)
少女の心に大人のボディって危険すぎるよ! 凰太郎に抱き寄せられて真っ赤っかになってるとこがすごいかわいかった。
これ読んでると、綺麗な女の人に憧れた子どもの頃の気持ちを鮮明に思い出すわー。
好きだったんだよー、小さい頃(今もだけど)。かわいくてきれいで、スタイル抜群で誰もが恋に落ちるような女の人が。
アニメでもマンガでも、男キャラにあんまり興味はなかったんだ。とにかくかわいい女キャラばっかり見てたんだ。
あれってやっぱりきっと、「私もこんなふうになりたい」っていう変身願望の延長にあった気持ちなんだろう。
だからこの作品は、大人向けに描かれた漫画なんだろうけど、小さい女の子が読んでも楽しめるんじゃないかと思う。
童心に返っちゃいます。そういう意味では王道ですよね。
2巻も楽しみです。新キャラ気になる! タイトルの意味も気になる!
ところで、誰が何と言おうといっちばんかわいいのは珊瑚だと思うの(静さまの侍女の子)!!
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