ヒノデだヒノデだ もう夜は明けた ~つの丸「たいようのマキバオー」1~11巻



んにゃ~、やっと既刊をそろえたねゃ~!



地道に地道に、1冊ずつ買いそろえてきた「たいようのマキバオー」、ようやく新刊まで追い付きました~!
ていうか、時間かかりすぎ…(笑)やっと感想を書けます。



「みどりのマキバオー」の続編であるこの作品は、ミドリマキバオーやカスケードたちの時代から10年後、高知競馬場を舞台にスタートします。
ミドリマキバオー=たれ蔵の甥っ仔、ヒノデマキバオー=文太が主人公。
とにかくもう…この文太がかわいくってしょうがないです。
高知弁なのかわかんないけど、「んにゃ」が口癖なのがたまらなくかわいい。
見た目はたれ蔵とほとんど同じなんだけど、たれ蔵よりさらに天真爛漫で甘えん坊な感じ。かわいい~。



とにかく熱い! とにかく頂上へ! と王道少年漫画そのものだった「みどり~」に比べて、「たいよう~」は少しシビアでビターな成分を含んでいるのが印象的です。
少年誌掲載と青年誌掲載の違いなのかな。
厳しい高知競馬の経済状況、出走の数をこなすため、勝敗より無事に走り切ることに重きが置かれるレース。
とりわけ文太は、脚部に不安があることに加え、アイドルホース目当ての客を呼ぶために毎週レースに出ることを余儀なくされ、勝敗は二の次、三の次になっている。



高知競馬が盛り上がるなら、みんなが喜ぶなら、それでいいと笑顔をふりまく文太。
けれど、思いっきり走りたい、勝負の世界に身を置きたいという強い思いを抑えることはできない。
深夜の厩舎で、誰にも知られないよう声を殺して慟哭する文太の姿には、どうしようもなく胸が詰まりました。
みんなが高知競馬のためにすごくがんばってるのを知っているから、断れなくて、わざと明るくふるまって、自分の気持ちを言い出せなくて…



そんな文太がとうとう騎手のハヤトに思いを吐き出して、文太だけに頼るのではなく皆で高知のためにがんばろう、勝ちを目指そう、と団結するシーンはこれまた胸が詰まりました。泣いたぜよ。
心から応援したい、勝って、勝ち上がっていってほしい! と思った瞬間でした。



文太の相棒である騎手・福留隼人も大好き。
喧嘩っ早くてヘソ曲がりで、大人げないところもいっぱいあるけど、誰よりも文太を大事に思い、高知競馬を愛するカッコイイ男です。
騎手として、ただでさえ体の大きなハヤトが小さな文太に乗るのには、並大抵でない努力が必要だったに違いない。
無理だと皆に笑われながらバランス感覚の練習をして、こっそりご飯を抜いて減量して、減らすものがなくなったら髪を切って。
そして1ヶ月後、本当にヒノデマキバオーのデビュー戦を走ってしまうのだ。



誰も乗りたがらなかった自分に、「オレがおんしに乗る」と言ってくれたハヤト。文太はどんなにか嬉しかったことでしょう。
たれ蔵と管助もそうだったけど、騎手と馬がお互いを本当に好きで、信頼し合っているのが伝わってくる。
そこが、つの丸先生の漫画で大好きなところです。
ハヤトと文太がちょっとじゃれ合って遊んでる小さなコマを見るだけで、じんわりあったかいものが胸に満ちてくる。



今作もいろんな馬がいっぱい出てくるんだけど、文太以外にそこまで惹かれる馬がまだいないのが残念だなあ~。
あ、でもフィールオーライは好き。ギガモッコスも結構好き、もはや馬じゃないけど(笑)
最近出てきたブロックバスターも渋かった。



でもやっぱね~、カスケードやサトミアマゾンの再登場に食われちゃうのよね!
9巻でカスケードが出てきたときの興奮度はすごかったもの本当に。
11巻でアマゾンのエピソードが入ったときもホントじぃんときました。
みんな歳老いても、立ち姿が様になってるんだよなあ。かっこいいなあ。



まだまだこれから、それを超えるエピソードが出てくるのを期待します。
とりあえず最新刊ラストでフィールがえらいことになっているので、ちょっと早く続きが読みたくてうずうずしてる。



あ、あと土佐闘犬の雷電が好きだなあ。
山本菅助やマキバコ、しまじまなど、懐かしい面々もちょくちょく登場してます。
番外編のマキバコおよび宮蔦一家には笑った(笑)



「みどりのマキバオー」の感想はこちら


 



この記事へのコメント

  • 森山樹

    こんにちは。
    サトミアマゾンの外伝格好いいですよね。
    アマゾンスピリットも含めてこの血統は応援してしまいます。
    アマゴワクチンの後継馬も登場してほしいなあ。
    トゥーカッターでもいいんだけど。
    2010年02月23日 06:15
  • 三森紘子

    森山樹さんへ

    こんにちは、コメントありがとうございます!
    サトミアマゾン、本当に格好よくて惚れぼれしちゃいました。アマゾンスピリットもまさに名を体で現わしてる感じでよいですよね。
    アマゴワクチン! トゥーカッター! ぜひ後継馬に活躍してもらいたいです。
    懐かしいなあ、「みどり~」のほうも読み返したくなってきました^^
    2010年02月23日 22:27

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