だいじにしたい ~雁須磨子「こめかみひょうひょう」




うへへへ、えへへへ。



ワタシもう、須磨子さんのBLが好きで好きで好きで…わけがわからんくらい好きで…
何なんでしょうね、これ。えへへ。
うん! ちょっと落ち着こう、はい、ね!



とにかく、大事にしたい! と、強く思うのです。何を? 誰を? って訊かれると、上手く説明できない。
須磨子さんのまんがを読んで自分が感じたこととか、まんがの中のキャラクターの気持ちとか、まんがの中で人間関係が次第にうつろっていくところとか、ちょっとした、ホントにちょっとした会話からみえる心の機微とかそういうものをひっくるめて。
あと、須磨子さんはまんがの描き方がすごく独特で、よ~く読み解かないと意味がわからなかったり、脈絡なさそうなのに実はあったり、言葉のリズムも不親切だったりして、とても損していると思うのだけれど、そういうところも愛していて、大事に読んでいきたいな、というふうに思う。



表題作がやっぱり一番好きです。
好きな人と喋っていてテンパってしまった橘高君の(大声やめたい! 落ち着いて 落ち着いて)というモノローグや、
その橘高君のみる夢がすごく混沌としていながら夢としてありえそうなところや、
なぜか学校に巨大なへちまを持ってくるところやギョーザを食べさせてもらって「もぐっ」と食べるところなどが好きです。
そして芳野君が好き。「しんどくね?」って気遣ってくれるところがいい。めっちゃいい。



「めあたらしい日々」で会社員とつきあってる高校生の子みたいなのも好きです。
「カドをとられた方が負け」の竜信みたいなのも好きです。



で、上に書いた「人間関係が次第にうつろっていくところ」っていうのは、ある程度のページ数がないとどうしても充分に描かれないんですよね。短編だといささか物足りない。
なので、須磨子さんのまんがだと適度に長いお話のほうが好きです。1~2巻ぐらいで終わるくらいの。
「見えてるのかな」とかは3ページなんだけど、須磨子さんこれの前後の話かいてよ~! と、もうれつに思っちゃう。



というわけで、同時発売の「猫が箱の中」のほうが実は好き!(一冊まるごと表題作だから)
感想は近日中…に書けたらいいな。




こちらで試し読みできます

「のはらのはらの」の感想はこちら(BLです)
「かよちゃんの荷物」の感想はこちら→1巻2巻(非BLです)
「幾百星霜」の感想はこちら(非BLです)


 



この記事へのコメント

  • まりお

    こんにちは三森さん!あけましておめでとうございます!(^_^)


    今回、なぜこの記事にコメントさせて頂いてるのかといいますと…まぁ当然この本読んだからなのですが(w)、おお振り休載になちゃったし、ほかの本でも読んでみるかーという思いつきもあって(いやないかもw)記事が掲載された当初からな~んとなく気になっていたこの本を年末にamazonで購入して先日届いて読んでコメントさせて頂いている次第なのでございます<(_ _)>(なんか前振りながい)


    で、読んでみたらすっごおおおいいよくて♪(*^_^*)すごいですね~雁須磨子せんせい!!(>_<) 味のある画もすご~い好きだし、三森さんがおっしゃっていた漫画の描かれ方が“独特”っていうのもなんかわかりますし、そこもすごい好きだったりします♪

              
                 橘高の「大声やめたい!」ってとこ、なんか反応してしまいますよね~(^_^)わかります♪ 


    おれも表題作が一番すきなのですが、キャラの台詞とか内心とかが綺麗に整頓されて整えられてないっていうか、なんだかそういうところが実際っぽくってリアルな感じがしてよいし、すべて(画とか文とか)においていい感じに抜かれて(?)る感じがするというか、う~む、うまく表現できない(*_*;)のですが、とにかくその脱力感というかなんなのか…絶妙すぎて心地いいんですよね!w


    「誰かを抱きしめたりよじのぼったりしたい!」の「よじのぼったり」という表現が好きです、「肩車とか…されたらずいぶん景色がいいよな はは なんだそりゃするかばか しねーだろ …したらおもしろいのに」のところとかも、ってかそういうとこ挙げってたら切りがない…


    台詞とかすごいシンプルだし、読者に向けての情報量がけっこう少ない気がするんだけど、そこは須磨子先生の構成力の素晴らしさなのか…けっこうそれで事足りてるのがすごいなぁ~というか、逆にこれ以上なんにもいらない、むしろつけないで!みたいな(笑) その絶妙なさじ加減というか、須磨子先生のもともとの描き方なのかいろいろ試行錯誤を繰り返された結果辿り着いた境地なのか全然わかりませんがとにかくもう素敵すぎてだめです…w


    あ~もう、なんか好きすぎて… とくに好きなのが!!(なんかすごい興奮してるw) 2人で和んでるとこに妹思いの同級生が橘高に付き合ってる人がいるか聞きに来る場面なんですけども、、、最初に変なこと言って、自分も自爆してる芳野くんが好きだし、ビシビシ攻撃されてカーッなってる橘高くんもビシビシしてる芳野くんもいいし、でも一番好きなのは雑誌かぶりながら同級生のほうむいてる芳野くん、、なんか変(笑)、一番印象に残ってるかも…w   とりあえず芳野くんが素敵すぎますし、橘高くんが可愛すぎます..´Д`


       あとⅠの最後が泣けます… 


                           「好きすぎて俺頭おかしくなったのかなと思った…」 

          クールに見えててじつは内心けっこう必死だったんだね芳野くん(へちまとか携帯とかスパゲティとか)ってのと(笑)、 



                                 「でも 俺はしってたからなあ」

    で、、、うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあああんん。°(TΔT)°。おれも涙ぼろぼろですよ… 芳野まずそこ気遣うかーーーーーー!!!って、  たしかに、橘高は芳野の気持ち知らなかった分余計につらかったしこわかったし、しんどかったんだよなああって、、芳野は芳野で気持ちに気付いてはいたけれど、、アタックしようとしたら写真とかなくなってるしーーー!!!的ないいろいろが実って…       橘高ほんとよかったね&芳野はやる男ですよ(ってか須磨子先生天才)


    でも表題作は全部分余すところなくすきです。あと橘高くんの家族がいいと思う、照くんのこと大切に思ってるんだなって…ってかお姉さんきれいだしいい人だし、結子はgood jobでniceだし、たった2カットしか出てこないけどパパママがなんか素敵、「パジャマでごめんなさあい」とか…ww


    あと攻めの人の?(←なんか抵抗があるw) 照れ隠しなのかなんなのかすごい「え?」な(笑)発言がかわいいと思うんですよね、、竜信くんの「すっとぼけくそ野郎」発言しかり芳野君の「往来で~」発言しかり(←恥ずかしくてぜんぶ書けないしw) しかも真顔ですしね。(ー_ー)



    あぁ~なんというか、この本に出会わせてもらって雁須磨子という人を知ることが出来て…またひとつ三森さんに大きな借りが出来てしまったじゃないですね、、(笑) 御恩だ御恩!!(>_<)w 感謝申し上げなければいけないなと思いまして<(__)>


    そして!!記事を見てから読みたいな~読んでみたいな~ってずっと思っていた雁須磨子先生の作品がまさかの去年の三森さんが選ばれていた10選に入っているではありませんか!!(゜o゜;)笑、これはぜひぜひほかの作品も読んでみなければいけないと(とくに三森さんがお勧めされている『猫が箱の中』!)さっそくamazonで注文したところです♪たのしみたのしみ♪ww


    そちらについての感想やコメントもおいおい書かせて頂ければな~などとも考えております♪ なんか最近息が詰まって眠れない…(笑)帯にもあったけど「恋がしたくてたまらない」って、、、効果絶大過ぎだよーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

             ごめんなさい、すごい取り乱しましたw それでは、今年もよろしくお願いいたします(*^_^*)失礼します
    2011年01月07日 03:59
  • 三森紘子

    まりおさんへ

    コメントありがとうございます!
    今年もどうぞよろしくお願いいたします☆

    こめかみひょうひょう、読まれたんですね~! わあうれしい!
    まりおさんのコメントを拝読していたら私もまた読みたくなってきて、
    本棚の奥から引っぱり出してきて読み返してしまいました^^
    いかんいかん、またえへへ笑いが止まらない(笑)

    >キャラの台詞とか内心とかが綺麗に整頓されて整えられてないっていうか

    そうですよね! 綺麗に整頓されてないってのがすごくしっくりきます。
    まりおさんが引用されてる「片車とか・・・」のモノローグとかまさにそうで、
    出たまま思ったまんまの気持ちとか発言とかをそのまま書いてる感じ、ライブ感がすごくありますよね。
    だから「よじのぼったりしたい!」っていうのも、ホントに素直にそうしたいんだな~って思ってキュンとします。

    >その絶妙なさじ加減というか、須磨子先生のもともとの描き方なのかいろいろ試行錯誤を繰り返された結果辿り着いた境地なのか全然わかりませんがとにかくもう素敵すぎてだめです…w

    どうなんでしょうね? 前述の「よじのぼったり」発言とかも、須磨子先生が色々考えて書いた台詞なのか、さらさら~っと出てきたものをポンと書いた台詞なのか…
    なんとなく後者な気もします…。もちろん推敲はなさってるのでしょうけど、あんまり計算ずくで描かれてもいないような…。
    須磨子さんのまんがって、1つ1つのコマだけ見てると「?」ってなることもあるけど、はじめから終わりまで読んでると話の流れにうまくノれて、感覚的に理解できちゃうようなまんがだと思います。
    なんというか「才能」ですよね!

    >「好きすぎて俺頭おかしくなったのかなと思った…」

    私もこれにはキュン死しました(笑)芳野君のヘンテコな言動はそこにつながってたのかっていう…
    あんまり表情が変わらない芳野君だけど、頭の中は恋したり不安だったり、いろいろ渦巻いてるんですよね。
    雑誌かぶってるところ、私も好きです。
    それにしてもへちまって…!(笑)朝顔→つる植物→へちまっていう必死の連想ゲームが泣けますよね。

    >「でも 俺はしってたからなあ」

    ほんとに優しいよ芳野君!!
    自分は橘高君の気持ち知ってたから積極的になれたけど、お前は俺の気持ち知らなかったんだから
    怖いよな、隠しちゃうし嘘ついちゃうよな…って橘高君をなぐさめるんですよね。
    本当に橘高君のこと好きなんだなあと、すごくときめきました(涙)

    >『猫が箱の中』

    えっへっへ、そうですか…!(←キモい)うれしいな! あっちも大好きなんです!
    またぜひ感想をお聞きしたいです~。
    あと、こめかみ~を気に入られたんなら、少し昔の作品ですが「のはらのはらの」もすっごくオススメですよ…!!
    羽海野チカ先生も帯で絶賛されていました!(笑)

    こちらこそ、記事をみて作品を読んでいただけて大変うれしかったです!
    ありがとうございました^^
    2011年01月08日 12:06

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