同じ速度で歳を取り ~辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」




30歳"という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。
都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、
地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。
少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。
あの"殺人事件"が起こるまでは……。
何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ今なお失踪を続けるチエミと、
彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。
行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかに……!!

(Amazonの内容紹介より)



あああ、今回も痛かったなあ。話の内容がどうだったとか、登場人物がどうだったとか、あまり話したい気持ちにはならない。ただ痛みを得るために読む。
速効性の薬で、遅効性の毒だ。気がつくと4時間ほどぶっ通しで読んでいた。飲食もトイレもお風呂もぶっちぎって。



深月さんとは、歳が近いのです。
だから、深月さんが歳を取るのと同じ速度で私も歳を取る。
その時その時で彼女が選び描くテーマが、ことごとくドンピシャすぎる。
それが、そのことが幸なのか不幸なのか、自分でもよくわからない。だってこんなにダメージは深い。でも読む。読んでしまう。



深月さん、あなたは優しくて、おそろしい人だ。
それがゆえに私はあなたにどうしようもなく惹かれてやまない。こんなタイトルの付け方ってないよ。



 



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