人を辞めてしまえばいいのさ ~原作・京極夏彦/作画・志水アキ「魍魎の匣」5巻




うわーうわー、すごかったーもう言うことない!
極上のコミカライズも、5巻にて満足至極堂々の完結です。
カバー下表紙のトリを飾ったのは久保竣公でした。意外!(笑)



もう本当に、「うわー」「すごい」「おもしろい」しか言えないなあー。
陽子の表情や、京極堂と美間坂教授の舌戦や、「匣の中の娘」のあの美しさ…
「君達が腰掛けているのは…」の描写もすごかった。鳥口君と一緒にうへえっとなりました。
とりわけ、ラストシーンの完璧さには感歎の声をあげてしまった。なにこれ、完璧だ…



「幸せになることは簡単なんだ 人を辞めてしまえばいいのさ」

という京極堂の言葉を聞いた関口君が、

「ならば一番幸せから遠いのは君だ」

と思ったように、彼岸を幾度も覗き込みながら、そちらへ行くのを踏みとどまる京極堂は、誰よりも「人」であろうとしているのだ、
ということを強く思った5巻でした。
陽子を制止する必死の表情や、屋上に横たわった美馬坂教授を見やる貌に、いよいよ惚れ直した5巻でした。



中表紙のカラー絵(集合写真)が、なんだかすごく好きです。
実際はこんな全員集合ありえないんだけど、だからこそ感慨深かった。皆さんお疲れ様…!
両手に花&膝元に猫、という最強装備(笑)で片眉を上げている京極堂が素敵でした。
それから久保の隣でめちゃくちゃ居心地悪そうな関口君も良かったー!



好きな作品が無事に終わってよかったなあ、と思っていたら、間を置かずに「狂骨の夢」のコミカライズが「コミック怪」ですでに始まっとるらしいです!
ひょええー、お休みとらなくて大丈夫ですか? そりゃ読者としては願ったり叶ったりでウヒョーだけれども…
志水版・京極堂たちを引き続き見ることができるなんてこの上なくうれしいです! もうこの勢いでシリーズ全部描いてしまってください!!!



4巻の感想はこちら


 

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