青い鳥は何処 ~藤田和日郎「月光条例」11巻

月光条例(11).jpg


お話がぐんぐん動いて、わくわくしてきたよう!



月光の正体とは。アラビアンナイトの世界で、かつて何を行い、そして忘れたのか?
月光の背後に幻として現れる、小さな人影の正体は。
<センセイ>と名乗る男の正体は。
100年前から逃亡を続ける、「青い鳥」の主人公・チルチルの素顔と目的は一体。



これから藤田先生がどんな物語を開陳してくれるのか、楽しみでしょうがありません。
「うしおととら」のときも、きっとこんな感じだったんだろうなー。
私はリアルタイムで読んでなかったし(しかも途中の巻から読み始めたりした)、
「からくりサーカス」も、そっちはそっちでちょっと長すぎて、途中でこんがらがってしまったし。



「月光条例」はわりと短いお話のようですので、最初のほうの内容を忘れずに済んでありがたいです(笑)
もちろん大長編も良いんだけど! 「からくりサーカス」はいつか絶対に最初から最後まで通読したいよ。



エンゲキブの「ザ・演劇部」はすごかったねえ。
ページをめくったとき、素で「え?エンゲキブはどこ行ったの?」って思っちゃいました(笑)
めちゃめちゃ可憐で心を射抜かれはしたものの、トレードマークの外ハネ髪じゃないのでどうしてもエンゲキブに見えない…
エンゲキブって、あの髪形あってのエンゲキブなんだなあとつくづく思いました。
完全に別のヒトだったもんね。



考えてみると、そういやエンゲキブって本名も明かされてないし、謎といえば謎な女の子ですよね。
危険な目にあっても物怖じしないし、むしろ自分から首をつっこむし。
首切られたりしてるくせに(!)、今回シンドバッドにさらわれてもあんまり怖がってなかったしなー。



工藤サンが相変わらず素敵でほれぼれしました。
赤ずきんをかばって立ちふさがるところがかっこかわいいきれいかった!
そのあと、不和だった赤ずきんと打ちとけることができて、「ぐふ」と泣きそうになったのを空咳でごまかすところがすごく好き。
イデヤは工藤サン好き好き言ってるけど、こういうかわいらしいところをぜひ見てくれよ! と思う(笑) 見た目の美しさだけじゃなくてさー。



<読み手(ニンゲン)>の数に比例して大きくなる、<読者パワァ>というのが面白かったです。
だからシンデレラも赤ずきんも、あんなに強いのね!
じゃあ今だったら、ハリー・ポッターとか最強なんじゃないかな? でも歴史の長さでは負けるかな?



「願いゴト叶えキャノン」っていうそのまんまのネーミングが面白すぎます。
それから、今回は天道がかっこよかった。いつもいまいちキマラナイ感があるけど、実際はいい男なんだろうな。
チルチルの顔はまだ出てきてないけど、シルエットが月光に似てるのが気になる~。



10巻の感想はこちら


 



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