新生青道、始動 ~寺嶋裕二「ダイヤのA」23~24巻




ああ、うかうかしてたら次の巻が出てしまった! …ので、2冊まとめて感想です。



・23巻


新たに青道を率いていく3人が表紙!



決勝戦、あと一歩で稲城実業に敗れ、甲子園への夢成らなかった青道。
「誰かと顔を合わせれば自然と涙が溢れ」、泣き続ける3年。
そして、3年と同じように泣くことだけはしちゃいけないと、必死の形相で涙をこらえる1・2年の姿が印象的でした。



倉持が、下の沢村に対して「何て声かけりゃ正解なんだよ」って思い悩むところもよかった。
3年がいなくなった今、2年の自分が後輩を引っ張って行かないといけないけれど、まだ気持ちの切り替えがうまくいかずに戸惑っている様子がみえるよ。
こんなに早くその日が来るなんて、思っていなかっただろうからな。



それでも、また前を向いて歩き出す道しか彼らの前にはない。
先を見ている御幸やゾノや降谷に触発され、新しいチームとなった青道野球部は間髪入れずに動き出す。
最初のほうからちょこちょこ出ていた金丸君も気合い入ってます。がんばれ、期待してるよ!



新チームの主将は御幸です!
キャプテン就任のあいさつを終える御幸に、「最後まで噛まずによく言った!」とエラそうな沢村(笑)
正捕手で4番で主将…御幸にかかる負担はものすごく大きくなるけど、それだけの期待を寄せることができるのが御幸をおいて他にいないのも確か。
倉持とゾノがうまくサポートしてくれることを願います。
それから川上も! がんばれ応援してる!



一方、甲子園でも着々と勝ち進んでゆく稲実。
スポーツ誌1面の「成宮 鳴」ってでっかい見出しがカッコイイなー。成宮の腕がグッと伸びてるやつ。
プリンスとか言われるのは正直どうかなあと思うけど…でもまあ、言われるだろうな…



「最後の最後で俺は稲実の打者(バッター)にビビったんです‥」
自分と向き合って弱さを認めた沢村、心底かっこいい。
一番見つめたくない部分なのにね。沢村はこれからもどんどん伸びるんだろうね。



「あ――‥くそっ 何か‥今すげぇ実感した 自分が引退したってこと‥」
純さんの最後の呟きにほろりときたなあ。
こうやって後輩相手に吠えて背中をどやしつけるのも、やっぱりすぐには無理だったんだろうなって思います。
沢村の訴えが良いきっかけになったのかもしれないな。



ひとつの世代が終わり、新しい世代が始まったところで次巻へ。



・24巻


降谷がピンで表紙、おお珍しい!
金丸君、人物紹介のページで「目つきは悪いがいいヤツ」って書いてあってちょっとなごんだ。
そうそう、いいヤツなんだよね。そして何気に男前だよね。東条と仲良さそうにしてるのがまたいいです。



(今日も変わらず‥ 的がでけぇ)
甲子園、決勝のマウンドに立つ成宮の表情は明るい。
控え投手の井口、後ろを守るメンバー、そして正面でがっちり構える雅さんに、成宮が全幅の信頼を寄せているのだということが、前夜の成宮のあいさつでわかる。
自分一人でここまで来たのではないことを、成宮はほんとはちゃんとわかってる。



そして、結果は――…
スポーツ新聞の紙面を飾る写真で、静かに涙を流し続ける成宮、その肩を抱く雅さんの口元がわずかに笑んでいたのが強く印象に残った。
最後までエースだった成宮、最後までエースを信じたナイン。
稲実の夏もまた、終わりを告げたのでした。
雅さん…。



そして…来た来た、薬師高校との練習試合!!
雷市や真田との対決ふたたび!! 青道の皆も燃えてますが、読者としても非常に気持ちが盛り上がります。
東条はいきなりスタメンですごいなあ。樋笠はところどころで何気に目立ってたので、覚えがあるけど(笑)
白洲は目立たないけど(レギュラーなのに)、内にすっごい闘志を秘めてるところがいいよな~。
あと、麻生くんの眉間のシワに妙に惹かれる…(笑)
さーて、新生青道は規格外な薬師にどう挑むか!



「無表情なのにわかりやすすぎる」降谷がすごいおもしろかった。
落ち込んだあとに浮上したときのあの、顔!!(笑)
真田に挑発されたときの「コオオオ」っていうオーラもよかった(笑)



新しいコーチの落合さんは、こんなおっちゃんいるよね~…としみじみしました。
ふらふらと浮き草のように生きてるように見えて、実は重心据わってるという感じの。



沢村と降谷、正真正銘のライバル関係であるこの2人。
降谷の気迫に圧倒される沢村もまた、挑戦の季節が始まろうとしています。
24巻も続いてるのにまだまだ終わる気配が見えん…!
続きもワクドキしながら待ってます。




22巻の感想はこちら



 



この記事へのコメント

  • 三森さん、こんばんは(^^)
    最近コメントに出没しまくってごめんなさい(笑)書かずにいられないんです‥!w

    23巻は読み終わったあと呆然で‥。嘘‥うそ‥ウソォォォォ!?みたいな感想しか浮かんで来なくて(;_;)でも哲さんがバスで涙を流すシーンを見て、沢村と同じようにようやく実感、号泣でした(´;ω;`)

    3年生が引退してしまったー!!かなり凹みます(T_T)でも吠えてる純さんが見れて嬉しかった!後輩たちへの最高のエールだと思います(^^)

    稲実も残念でした‥。しかしこれで更にでっかくなっていくんでしょうね、成宮は!危険だ!(笑)

    24巻では薬師再び!で まだまだ目が離せませんね(^^) 沢村、お前なんだか降谷に圧されてないか(笑)頑張れ主人公!!次巻の感想も楽しみにしております♪では!!
    2010年12月24日 01:57
  • 三森紘子

    銀さんへ

    こんにちは^^コメントありがとうございます!
    いえいえ~、たくさんコメントしていただけてすごくうれしいです!!

    そうですよね…私も、青道が負けてしまったときは信じられない思いでした。そして後からじわじわきました…。

    吠えてる純さん、よかったですよね!
    やっぱり、純さんはこうでないと、と思いました。元気のない姿はもう見たくないなあ…

    いつか来るであろう成宮との再戦も楽しみですし、さしあたっては薬師との対決がすっごく楽しみです~! 沢村ももっとハジケていいんだよ(笑)がんばってほしいですね^^
    2010年12月25日 11:50

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