そもそも超能力使えるのかよ ~小田扉「団地ともお」17巻




 「でももう、
 明日が来ない方がいいなんて思わないから安心して。」
 「別にもう一回「今日」が来てもいいよ。
 そしたらまた一緒にカレー食って、
 お前のママにもっとパンチの効いたこと言ってやろうぜ!」



中表紙(表紙をめくったところのタイトルページ)の絵、「畜魂」と書かれた札を囲んで奇妙な踊りを踊りまくるともおたちが描いてあるんですが、
これ、中身を読んでからじゃないと本気で意味がわからなくて、のっけから大笑いさせられました。



いちばん好きなのは、タバコ屋のおばちゃんが安楽椅子探偵をする話。
解き明かされた謎もほんのり心があたたまるもので、良い短編でした。
福沢くんの話はなぜかしら泣けました。
ともお自然体でいいやつだなー。



他にも、ハスミちゃんとデートで照れるともお、
よそいき母さんの口紅のぶあつさ、
学校とは別の社会を持っている委員長、
小人にぬれぎぬきせまくるお姉ちゃん、
「勝負服」とか言いたい盛りのお年頃、
秋の夜更けのふしぎな出来事などが個人的見どころでした。
市長像が底無し沼に沈むのもすごい好き。



ともおはいいなあ、いかなる時でも。



16巻の感想はこちら



 



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