雪のレジャーといったら遭難☆ ~中村光「荒川アンダー ザ ブリッジ」12巻





 「…相場がめちゃくちゃになって
 彼女のくれたどんな小さな物も 言葉も
 ダイヤモンドより高騰しだした頃に
 私達の契約は終わった」



ビリーの兄貴ー! かっこいいぜちくしょー!
中表紙の、数千の目(複眼)でビリーを見つめるジャクリーンも、裏表紙の香水瓶に入っちゃった女の子たちも素敵です。



冬が来ても荒川は元気!
今巻も、サンタを憎むシスターの目を盗んでサンタ衆が暗躍したり、大晦日に皆の煩悩がどっかいったり、バレンタインにハート(心臓)を所望したり、
村長が単体生殖して妊妖になったり、BL(バードラブ)週間でヤスがガチだったりとみんな忙しそうです。
ヤドリギの下でカチン…と固まるシスターがかわいかった。天狗も出てきてうれしい。



P子はいろいろと大変だったな今回は…。
いじめたい欲等がなくなって、モフモフ欲だけが残ったマリアさんがかわいかったけど、
描かれてないけど、きっとその後大変なことが起こったんでしょうねえ…(笑)



村長の「おなかに妖怪がいます」マークに大笑いしました。
妊妖の甲羅は妖気が充満して張るとか、悪いけどその設定ほんとにきもちわるいや…(笑)
バレンタインチョコを一つでも多くもらいたいがために、飲みかけの「ミレ」(麦芽飲料)さえも数にカウントするリクと星の姿がこっけいというか哀れというか爆笑というか。
そしてまた亀有病発動! 汎用性高いな亀有ー!



リクの父親・積さんと奥さんとのなれそめエピソードにむちゃくちゃ感動してしまった。
そっかー…リクの名前(行)にはそんな意味が込められていたんだな。
病気がちな奥さんのことを、はじめは「契約期間が短くて済む」としか思っていなかった積さんなのに、
借りを返している余裕もないくらい、彼女のことがおおきな存在になっていったんだね。
リクがちゃんと愛し愛されて生まれた子どもだとわかって、うれしかったです。
それにしても、デート服に制服制を導入していたらしい積さん…やっぱりリクの父親だよねー…と生温かく思いました。



後ろに収録されてる読みきり作も何気によかったー。
中村先生は短編の名手ですよね。




11巻の感想はこちら


 



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