映画「はやぶさ/HAYABUSA」を観た

本編140分と長丁場でしたが、最後まで飽きることなく観られました。大作。



 

お恥ずかしいことに、昨年に「はやぶさ帰還」というニュースを聴くまでは、
そのようなプロジェクトがあったことや、さまざまなトラブルがあったけれど見事成功したのだ、ということなど、全然まったく知りませんでした。
さすがに無知のままではまずいだろうと思って、この映画を観る前に図書館に予習しに行ったぐらい(笑)
その甲斐があったのかどうかはわからないけど、最初から最後まで本当に没頭してました。
軽く前のめりになってたし、何度も手に汗握ったし、涙も流したし。



計画が持ち上がったのが1985年(だったかな?)、実際に打ち上げられたのが2003年、
そして地球への帰還が2010年。
数えきれない人の手と、莫大なお金を使って(それでも全然足りないのだろうけど)、
今、やっていることがどこへつながっていくのか、本当に何かの役に立つのか、誰にも確約できないお仕事だと思います。
先の先のところを、未来を見据えていないと、できないよなぁ。



皆が集まって一緒にはやぶさの帰還を待つなか、自室のモニターで一人はやぶさ君とのお別れをする川渕プロジェクトマネージャー(佐野史郎)の涙に、涙しました。
大気圏に突入し、燃え尽きてゆくはやぶさの姿を、とても見ていられない、でも目に焼き付けなければ…と葛藤する、佐野さんの演技が素晴らしく、今思い出しても目頭が熱くなります。



予習で読んだ「日経サイエンス」のバックナンバーによると、
小惑星イトカワのサンプルが入ったカプセルを切り離したあと、はやぶさが撮影して送ってきた何枚かの写真画像のうち、
最後の一枚に地球の姿が写っていたんだそうですね。(映画にもこの実際の画像が登場していました)
途中で送信が途絶えたため、画像の下のほうは切れてしまっているんだとか。
その白黒の不鮮明な地球の姿が、はやぶさが最後に見たものだったんですね。



何でもかんでも擬人化するのはよくないとは思うけれど、でもやっぱり、はやぶさはもはや一個の人格を持っていたんじゃないかと思います。
たくさんの、本当にたくさんの人々が、手間暇をかけて、知恵をしぼって、はやぶさに思いを託しているから。
それだけの思いをかけられた物には、絶対に何かが宿ると思うんですよねえ。



ロケット開発の父、糸川博士がよく口にしていたという、「失敗」じゃなくて「成果」という言葉。
私も今日からその言葉を使おう! と映画を観たあと決意しました(現金・笑)



専門用語もたくさん出てきたけれど、理系オンチの私でも最後まで「???」とならずに観ることができました。
イオンエンジンの原理なんて全然知らなかったけど、西田敏行さん演じる的場先生の説明はとてもわかりやすい。
すっごく丁寧に、大事に作った映画なんだとわかります。
チビッコでも、星や宇宙が好きな子だったらきっと楽しく観られると思う。たくさんの人に観てもらえたらうれしいなあ。



主演の竹内結子さんは、博士を目指して論文を書いている宇宙大好き…というか宇宙バカな女性の役で、
も~~すっごいもっさりした格好だったんですが、美人は何を着てても美人でした。目ヂカラが違うからねー。
宝の山(資料)を目にして、興奮のあまりヘンな声で笑うところがかわいかったです。
その他の出演陣もみんな良かった! 高嶋政弘さんがすごくいい味出してたし、山本耕史さんも地味にカッコイイ役でした。



公式サイトはこちら(音が出ます)
予告編の印象で大体合ってます。




これで予習しました。



この記事へのコメント

  • 透析鉄

    体調が余りよろしくない(HNのとおりなので…)ので、DVDが出たら見ることになるかも知れません。

    それにしても今さらですが、竹内結子さんは、やはり正統派の美女ですね、結構小生も好きですし。

    事実は小説よりも奇なりともいいますが、やはり日本の技術屋の真骨頂が発揮されたプロジェクトだったとは思います……。
    2011年11月23日 09:24
  • 三森紘子

    透析鉄さんへ

    コメントありがとうございます!

    竹内結子さんは本当に綺麗な方ですよねー。
    今作は地味な外見の役だったので、ヘアメイクの時間が男性陣より短いときもあったりしたそうですが、
    それでもやっぱりお綺麗でした!

    素敵な映画だったので、DVDが出たらぜひ観ていただければと思います^^
    お体どうぞご自愛くださいませ…。
    2011年11月23日 18:07

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