肩を並べて ~大高忍「マギ」10巻





 「だからその人たちの代わりに……
 今回は私が、あなたの力になります!!」



白龍の「泣きギレ」(←こんな言葉があるのかは知らないけど)に、すっかりほだされてしまった10巻(笑)
自分一人ですべてを背負おうとしていっぱいいっぱいになっている白龍くん、真面目なんだろうな…
時には吐き出すことも必要だよ! しかし私はどうやら真面目キャラに弱いようだ。



「俺が殺した!」と悔やむアリババの涙の理由を、読者は知っているけれど、
白龍はそのあたりの経緯を知らないわけで、そんな白龍の視点からアリババが描かれるのがいいですよね。
よくあるっちゃよくある手法ですが、「わかってないなー実はこうなんだよ~」と読者がちょっと優越感をいだけるのがいいよね(笑)



アリババの時もそうだったけど、モルジアナが誰かに対してイッラア~とするのは、さみしさの裏返しなような気がする。
モルジアナは、自身の境遇の所為もあって、人の和をすごく大切にしたい子なんだろうと思います。
自分の好きな人々が、仲良く一緒に目標へ向かって歩いているのがうれしい、そこに自分も肩を並べていられるのが心底うれしい、
っていうのがすごく伝わってくる。
だから、「関係ない」って言われると、「お前は要らない」って言われてるみたいでさみしくなるんじゃないのかな。



初めて眷属器を使うことができたが、魔力(マゴイ)を大量に失ったため瀕死の状態に陥ってしまったモルさん。
せっかくこれから皆の役に立てると思ってたのに…と涙を落とすモルさんが健気で健気で、アリババと一緒にもう十分だよォォー!と叫んでしまいました。
アリババ、モルさんを頼むよ…!



アモンの「もうすぐ…生まれる…」がほんとになんかキモチワルかった(笑)
ダンジョンの生物も、カワイイ1:キモチワルイ9ぐらいの比率でグロさが勝ってました。四分割する口元やめてくれええ…
あと、「雄大な強者の腕に抱かれているような……」と思いながら目覚めたアリババを、抱きかかえていたのがモルジアナだったというところで大笑いした。雄大な強者とか…モルさん(笑) しかし圧倒的な説得力(笑)



そして巻末オマケの「白龍と姉と時々青舜」にもうれつになごみました。
白龍も姉の白瑛もいいし、従者の青舜がまたかわいいんだこれが!
次巻も楽しみ。今度は誰が表紙かなー?



9巻の感想はこちら


 



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