また来てね ~小田扉「しょんぼり温泉」2巻





小田扉の良さ…ということを考えたとき、なんとなく思い浮かぶのは「生の全肯定」という言葉です。
みんながみんないいほうに進むわけじゃない。足踏みしたり後退したり、トホホな結果に終わったり…
扉漫画の中では、それが全部受け入れられている。「トホホだね、それはまあそれとして、営みは続くよ」と、端正なコマ割りのフレームが語りかけてくる。
笑うし、泣くし、元気出る。また読みたいと思えるのだ。



のんびり感が大好きだった「しょんぼり温泉」も2巻で完結です。さびしー。
しかし表紙の二人、まきちゃんとタカ坊が私は大好きだ。
ご当地アイドル「諸掘ガールズ」を結成してすぐ引退したり、外国人観光客のダニーと忘れられない出会いをしたり。
そんな風に諸掘町での日々を、これからもずっと過ごしていくんだろうな。
大人になった彼らに会いたいな。まきちゃんはすごい美人になると思うのよ。



最終話ラスト、帰っていく観光客の車にトンネルの上から「また来てねー」と声をかける彼らに、うん、また来るよ、と返事をして、しずかに本を閉じました。
また読もう。




1巻の感想はこちら



 



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