おお振り感想(アフタヌーン2012年6月号)その2

その1はこちら



☆ネタバレご注意☆





 
 
 

・榛名VS田島


阿部と三橋がモモカンに叱られていたちょうどその時、巣山はバッチリ仕事をしていた!
榛名の球をセンター前ヒット! すげえ!
応援席のママさんたちもナイバッチ。巣山母うれしそう~。
おうちでもがんばってるんでしょと訊かれて、「うん けっこう」と答えているところに奥ゆかしさと誇らしさの両方が見えてなんだか微笑ましいです。



さあ次は4番田島だ。(さっきは打ったんだ ちっとは本気出せよ!)と眼光するどく(「ピカッ」)打席に立ちます。
サード清水の眼光もするどい(「ギラッギラッ」)こちらは榛名に対するクギ刺しですね(笑)
(わってるよ)と手を抜く気はない榛名。盗塁を牽制しつつ、打っても内野ゴロになる球を選ぶ。


(新ワザヒローだ!
縦スラ!)


試合で投げるのは初めて、な縦スライダー?を披露する榛名。
これはわざとボールにしたのかな? 入れるつもりだったのに外れたのかな?
田島が(コース入ってたらはまってたかも)と考えてるから本当はストライク入れたかったのかな?
カウント稼ぎにくると予想してたのが違ったので、2球目は待ちで盗塁指示するモモカン。



速い球を入れるつもりで榛名が振りかぶったところですかさず駆け出す巣山。
捕球してすぐ二塁へ投げる秋丸…だけど高スギ!
センターがノーバンでキャッチしたのでなんとか二塁止まりで済みます。



(2B… ここでストライク入れに行くと打たれるパターンだから
苦しまぎれのスライダー?)
(は!? 何サイン出してんの!?
もともとスライダーのつもりだし!)


ここで、今まで出したことのなかったサインを、試合中に突如出し始める秋丸。
いぶかしく思いながらもスライダーを投げる榛名。今度は空振りでストライク。
(したらあとはストレート押し でしょ)と、またサインを出す秋丸にイラッとする榛名。


(だあから なんでサイン出してんだよっっ
言われなくても どストレートだ!!)


ああ榛名の言語感覚がとことんツボ…
ストレート球にフルスイングする田島、しかしバットをわずかにかすっただけで球はキャッチャーミットへ!
二塁走者のままワンナウトです。



・阿部と三橋


「危険球のつもりはなかった」
「わっ わかってる よっ」


モモカンの話が終わったあとも、会話を続けている阿部と三橋。
オレのリードに引っかかったんならちゃんと首を振れという阿部に、でも気になったのはちょっとだけだから、という三橋。



「ちょっとでも首振れよ 投げたくねー球投げてもいい結果出ねーし
投げたくねー球投げさせられ続けたら どっかおかしくなっと思う」
「オ オレ おかしく なる」
「おめーじゃねェ オレ達だ
失敗したくねェから」



もう、身にしみているんでしょうね。
高校野球の2年はあっという間に終わってしまうから。



ささいなことでもこうやって話し合うのは、すごくいいですね。
近しい人だと余計に、そんな細かいこと言わなくてもいか…ってなあなあになっちゃいがちなので。
まあそれ以前に、三橋と阿部はまだまだ「近しい」というレベルではないかもしれないけれど。
会話がかみ合わなくても時間かけてちゃんと話せばちゃんと通じるから解るから、これからもどんどん話せばいいと思う。
(阿部の「失敗したくねェから」を聞いて三橋が何を思ったかは今回は描かれてないので、実際にどう思ったかは次回以降を読まないとわかんないんだけど…このマンガはそういうところ油断できないから…)



・秋丸と榛名


そうこうしているうちに、5番花井は四球で出塁成功。
榛名は秋丸のリードにイラッとしてリズムが狂ったらしいです(笑)
次は6番沖! なんか久しぶりだおっきー。モモカンからはバント指示。


(打者関係ない 四球のあとはだいたいストレートを外角)
(クソ 何がイラつくかって
オレの投げようとしてる球を こいつが全部当ててくることなんだよ!)


町田が聞いたらまた「キモイわー」と言いそうなバッテリーの絆です(笑)
でも秋丸のリードがばっちりハマるのは榛名に対してだけなんだろうな…。
多分秋丸は、投球に関する榛名の思考を完全にトレースできるんだろう。
自分の配球観というのがないから、それにジャマされることもないし。
(榛名の投げそうな球予想してサイン出してみた)とかいってたしなあ。


(ストレート外角で充分!!)
(がんばれェ!)


おっきーの(がんばれェ!)がすごい良い!
しかしバットには当てたものの勢いを殺し切れず、榛名がキャッチしてダブルプレー。
チャンスを作ったけれど無得点のままスリーアウトチェンジ!



また清水がキラキラの顔をして榛名に声をかけます。
秋丸がサイン出したことと、そのサインに榛名が首を振らなかったことをとても喜ぶ清水(榛名は不本意そうだけど)。



(甲子園に出ようが出まいが 榛名さんは上へ行くだろう
だけど ”甲子園”の経験はすっごくすごくでっかいはずだ!
榛名さんに残されたチャンスはあと2回)
(オレらで)(連れてくしかない!)



な…なんちゅういい後輩…!!!
なんちゅういい後輩達…!!!



そうか、そういう意識とモチベーションで1年は動いてるのか。
春日部の双子もそうだったし、崎玉のイッチャンもそうだったし、みんなそうなんだと思うんだけど、
榛名が下からそういう風に思われてる先輩なんだというのは格別にうれしいことですよ。
なんというか、味わい深い。(←表現を見失っている感想)
油断すると、泣けてきそうになるぐらいにはね。



次は気合い充分武蔵野の攻撃! というところで次回へ続く。




いや~、一番ビックリしたのは秋丸の心境の変化ですよ!
ほんのほんのちょっぴりのことだけど、ものすごく大きな変化だと思います。
試合自体にはあまり大きな動きのなかった今回だけど、読み応えはたっぷりだった~。
次回は試合のほうも動くかな? 19巻の発売も含めて、楽しみに待ちたいと思います♪



前回の感想はこちら→その1その2

ご活用ください→おおきく振りかぶって感想一覧表


 



この記事へのコメント

  • チルハナ

    7月号休載は残念ですが、紘子さんの記事でおお振りを堪能させて貰っています。
    お忙しい中での更新、ありがとうございます^^

    阿部はさっそくやらかしましたね。
    三橋は今まで打者に死球を与えたことがなくて、万が一の事態を
    想像できなかったのかも知れませんが、危険球スレスレはやっぱりいけませんよね;
    (頭に血の昇った榛名は可愛かったですがw)
    阿部はよくマウンドで三橋を怒鳴ってましたが、もし榛名とバッテリーを
    組んでいたならもっとコワいことになったんじゃないでしょうか;

    それにしても武蔵野の一年生は一枚岩ですね。
    田島が自分達に足りないと感じた必死さが、榛名を中心としてここには存在します。
    もしかしたら榛名と和解した当時の先輩達が、自分たちの引退後を案じて
    有望な選手をあちこちからスカウトしたとか?(多分考えすぎです)
    西浦には勝って欲しいですが、武蔵野が敗退するのも辛いですし、何よりどう転ぶかまるで
    解らなくなりました(^^;)

    秋丸はきっと榛名のカリスマ性に影響されて、好き嫌い考えず野球を続けてきたんでしょうね。
    漠然とポジションに対する欲は出てきても、榛名の配球が相手に読まれた時に
    投手をリードすることが彼には出来るでしょうか。

    この西浦戦は秋丸に進路を問いただし、榛名からの自立を促すことになりそうです。
    そしてかつて阿部から同じ事を問われた三橋には、大好きな野球を足がかりに
    将来を切り拓いて欲しいですね。
    2012年05月27日 18:33
  • 三森紘子

    チルハナさんへ

    コメントありがとうございます!
    こちらこそ遅くなったのに読んでいただけて、うれしいです^^

    >阿部はよくマウンドで三橋を怒鳴ってましたが、もし榛名とバッテリーを
    >組んでいたならもっとコワいことになったんじゃないでしょうか;

    そうですね、主審に注意されるぐらいになっていたかもしれません(笑)
    三橋のコントロールをどれほど信頼していたって、やっぱり危険球になる恐れのある球を放らせるのは気が逸りすぎでしたね~。

    >それにしても武蔵野の一年生は一枚岩ですね。

    一年生の団結ぶりは感動的ですよねー。
    ほんと、三年があちこちスカウトしたんじゃないかと思っちゃうぐらい良い選手がそろっているように見えます。
    甲子園に連れていきたい!という思いはきっと榛名にも届いてるでしょうね。秋丸にも届いてほしいところですが…

    >漠然とポジションに対する欲は出てきても、榛名の配球が相手に読まれた時に
    >投手をリードすることが彼には出来るでしょうか。

    ほんとだなあ…そうなったときがいよいよな正念場なのかもしれません。
    今まで何も考えずに野球をやってきていたことを悔やむ瞬間が秋丸に訪れるなら、その瞬間にこそ彼は大きく前進するんじゃないだろうかという気がします。
    三橋も阿部も、榛名でさえも、後悔を繰り返しながら野球を続けてきているんですものね。

    西浦、勝ってほしいですが、武蔵野にも負けてほしくない…!
    本当にじりじりしてしまいますね! 次回も楽しみです^^
    2012年05月28日 20:12

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