浪漫とロマンス ~犬村小六「とある飛空士への追憶」




読み終えてからもういちど表紙を見返すととても素敵な気分に。



話題になってたの何年前だ、今さらも今さらな感じですが、読みました。
(だって話題の本は図書館の本棚になかなか並ばないんだもの)
なんかよかったー。なんかいいね!



一流の腕を持ちながらも生まれのせいでいわれぬ差別を受ける飛空士と、味方のいない世界で自らの殻に閉じ籠る孤独な次期皇妃、
幼き日の思い出、一騎討ちならぬ一機討ち勝負、命がけで守るべきもの、
身分違いの恋、背中あわせの逃避行、つかのまの休息と切ない別れ、
空と海のあいだで、交わされたさよならの挨拶…
ロマンだ! いやロマンスだ! いやどっちもだ!
男の子も女の子も大好きな要素が、ここにはいっぱいつまっている。



公爵令嬢で未来の皇妃ファナがとってもかわいらしかった。
海に落ちて替えの服がない→毛布にくるまっていやーん(×2度)だったり、逃げる荷物の中になぜか白ビキニが入ってたり、あざとい、あざとすぎる!(笑)なんだけど、
萌えに走りすぎない文体が程良い上品さで、彼女の魅力に一役買っていたように思う。
戦闘機の後部座席で機銃を構えたり、ラストのあたりのかっこよさにもしびれました。



「追憶」なんてタイトルについてるから、てっきり…と思ってたけど、いやいやなかなか。
とっても良い終わり方でした。後日談が知りたいなあ。
ファナがどんなふうにバカ皇子を尻にしいてったのか、ぜひ見たい(笑)
スクリーン映えしそうなシーンがいくつもあるので、劇場版アニメもいつか観てみたいなあ。


 



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