唐々煙「曇天に笑う」3巻感想




 「帰ったら「おかえり」って云ってくれるか
 そしたら「ただいま」って目一杯笑えるから」



武田さんへの愛が抑えきれず…。



 
 

すっかり買いそびれていた「曇天」3巻です。
が、やっぱり唐々煙は途中で読むのやめたらアカンで…! とまたもや思わされました。
あー、そんな予感はしてなくもなかったけど、長男が大変だ! 必然的に次男も三男も大変だ!



蒼世の、天火を評して言った「焦がれる太陽も届かなければ孤独だ」という言葉が胸にしみます。
慕われ愛され、ひとの上に立てる器でありながら、誰にも何も告げずに独り先を行ってしまう。
でも決して、そうしたくてそうしたわけじゃないんだ…というところが、切ない。
天火が笑っていられたのは、空丸と宙太がいたからなんだっていうのが間違いようのない事実だから余計に。
三人が川の字になって寝るところがめちゃくちゃかわいかったよ。



次男三男の声を聞いた長男が、今までおとなしくつながれてた手鎖を引きちぎって二人を抱きしめる場面で泣きました。
…まあまだ、どうなるかわかんないですけどね。
なんか普通に比良裏まで登場してるし。(どうゆうこと!?)



そして、そんなシリアスストーリーとは関係のないところで武田さんへ対する愛が爆発です。
武田さんって誰かって? 右大臣直属部隊”犲(やまいぬ)”の一員(下っ端担当)の武田楽鳥さんですよ!!
ちょっと今回、超かっこいい見せ場が満載やったんですけど!
つえー! 武田さんつえー! そりゃ”犲”なんだから弱いはずはなかったけど!
黒手袋スチャッとはめてみたり唐傘で雨のなか佇んだり、なぜか曇家でお茶をよばれていたりと、萌えシーン(?)目白押しで俺得とはこの事よ、な状態でした。



ああ…なんで私はこんなに武田さんが好きなのだ? やっぱりソバカスなのか?
(試しに指か何かで武田さんのソバカスを隠してみると、ぜんぜんときめかない。ただの小奇麗なイケメンが現れるだけだ!)
わりと良識派なところも、がんばってるんだけどどっか詰めが甘いところも好きですし、年下とかにも軽くナメられてる感があるところも好きです。
何となく作者の煙さんにも愛されてそうな気がします。
どなたか、私と武田さんの良さについて語り合ってはいただけないだろうか?(ニッチにも程がある…)



思いがけず武田さんについて長く書いてしまったけど、白子(最後まで主従とならなかった天火との関係)とか蒼世(信頼が大きかったぶん去っていかれたのが許せなかったんだろうなあ)とか、他にも気になるところはいろいろあります。
長く続くのかスッパリ終わるのか、それさえも予測がつかないなあ。
次男の成長などをゆっくり見ていきたいので、もう少し続くの希望です。




2巻の感想はこちら




 



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