アニメ「うしおととら」が良かった話

「うしおととら」アニメが終わってしまって、喪失感でいっぱいです。
アニメよかった。すごくよかったのよ。

※ネタバレ含みます。



なまじ原作のファンであるので、あのキャラ出てこないのか!とか、あの感動的エピソードをはしょっちゃうのかよ!とか、途中いろいろ不満があったのも事実だけど、
ラストに向けてのあの盛り上がりは本当にすごかったです。

というか、うしおがお母さんに会うあたりの話からつらくなっちゃってしばらく観られなかった。
白面の謀略でみんなに忘れられて、流のこともあって、母にやっと会えたのに白面復活しちゃうし、とらとも決裂して、槍は破壊されて…って、うしお散々な目にあうんだもの…。
そんな状態のまま「次週へ続く」って、とても身がもたないわ!と。
というわけで、ラスト7話分を1日でまとめ視聴したのですが、これがまたものすごい興奮して寝れなくなりました。
次の日仕事なのに…!となって大変困りました。でも後悔はしておらん!

流VSとらの闘いも死ぬほど熱かったよ。
あの狂気的な流兄ちゃんから、死に際の恰好良さまで完全再現で鳥肌。
ヒョウさんのあの闘いもね…。思い出しただけで涙が…
「おかえりとうちゃん」「おかえりなさいあなた」のくだりとか号泣だった。
自分の家に帰るために、それだけを求めた長い長い道のり。ヒョウさんは成し遂げた。愛する妻子が待っていてくれないはずもない。
女優の女性が美人だったなあ。そして紅煉役の若本さんがノリノリでおもしろかった。本人も楽しかっただろうな(笑)

真由子がとらちゃんの髪を梳かすシーンも、涙なくしてはとても見られません。
とらちゃんの「うしおの次にな!」って言い方の調子がもう完璧だった。女泣かせのとらちゃん…!
それにしても真由子かわいー。言うことがいちいちかわいい。
「りんごも剥いてあげるね」「そしてとらちゃんは私を自転車に乗せてくれるの…」
って、言葉のチョイスがことごとくかわいいんだよー!

白面の者が復活して沖縄かどっかの小島を吹き飛ばすシーン、本当に怖かった。絶望感…。傍で見ている人も何もできない。こんなつらいことってない。
うしおが憎しみで我を忘れてしまい、力が発揮できなくて、白面に麻子がいる(と思ってた)潜水艦を破壊されてしまうところも本当に…見ていてつらくて。うしおの声の人がまた上手くて…!
シャガクシャだったとらちゃんの過去の記憶ももうつらすぎて…
でも、大好きなエピソードなので大切に観ました。あれを知ることによってうしおは再び立ち上がることができたのだしね。
そして最終局面、すごかったですね。
皆が力を尽くして、少しずつ少しずつ白面を包囲していって、ダメ押しの小型キルリアン振動機で捕獲!
ハマーのおじさんたちの最期の口笛、カットしないでくれてうれしかったです。

白面(動きも表情もイメージ通りだったし声もすごくよかった)の最期もとてもドラマチックで、見ごたえあって感動しました。
そしてその後の、とらとうしおの…わ、別れ……うううう。
「お前は俺を喰うんだろォ!」「もう… 喰ったさ。」という少年漫画史上に残る屈指の名台詞・名シーンが、私の想像しうる最高の状態でアニメーション化されたのではないかと思います。それくらいもう、やばかった。大変だった。いま思い返しても大変。
あんな、あんな究極の関わり方…(上手く語彙が浮かばない)見せられたら、もうどうしていいのかわからないよ。

「イノチってなんだよ!動けるってことだろ!」なんて言ってたとらちゃんが、「他のやつらが白面に殺されてもいいのかよ!」と自らを盾として皆を守るようになるまで。
とらちゃんは確かに、うしおからいろんなものを「喰った」んだろう。とらちゃんだけじゃなく、うしおから何かを得て変わっていった人たちはたくさんいる。
でもラストにうしおが、「でも、面白かったよなァ… なあ、とら」というモノローグとともに前を向いて一歩を踏み出すところで、うしおもとらちゃんからいろんなものをもらっていたんだなぁ、って思いました。
ずっと消えないし失くならない、一生ものを。

ほんとによかったー。原作がもともと素晴らしいのはもちろんだけど、
アニメ制作側の愛情とリスペクトが終盤に向けて爆発してる感じがした。
(最終話とかたぶん、構図はほとんど原作と一緒だったんじゃないだろうか…)
こうやって久々に語りたくなってしまう、そういう熱量のある名作をアニメという形で蘇らせてくれて、ありがとうございましたと言いたいです。
ああ、漫画読み返したいです。

いやーそれにしても、「獣の槍」とか「白面の者」とか、ネーミングがかっこよすぎてぶっ飛びそうになりますね。
残念ながらアニメには出てこなかったけど(モブでチラリとは出てた)「お外堂さん」も名前がかっこよくて好きです。「はぐれ外堂」とかね!



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