怖いけどやめられない ~恩田陸「Q&A」

文庫で出ておりましたので、即買いました。 好きな作家の本に関しては、図書館で借りる→文庫化を待って購入、という流れが定着している。 全部が全部そうというわけではないけど。恩田陸の本でも、所有していないのは結構ある。 多作な方だからなぁ。嬉しいけど。 この本はタイトルが示すとおり、Question(質問)とAnswer(答え)のみで構成された小説だ。 地の文は一切なし。 章…

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米澤穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」を読んだ。

大ハマりするとまではいかないけど、どうにも気になって読んでしまうのが米澤穂信の小説だ。 元々ライトノベル畑からデビューした方なので、そういう要素もありつつも、テンションは控えめのしっかりした文体が、結構気に入っているのかもしれない。 本書は〈小市民〉シリーズ第2作目で、1作目「春期限定いちごタルト事件」の続編にあたる。 お話はゆるやかにつながっているので、「春期~」の方から先に…

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ぼくはわすれない ~さとうまきこ「九月○日大冒険」

「あの日に返りたい」第2弾は、この本。 ※注 子ども時代に読んだ本を読み返す、私が楽しいだけの試み。不定期更新。 夏休み最後の日、八月三十一日の真夜中。 ふと目が覚めて、日めくりカレンダーをめくってみると、現れたのは「九月○(ゼロ)日」という文字。 窓の外をのぞくと、そこはどこまでも続くジャングルだった! という、ファンタジックな冒険もの。 夏休みが終わってほ…

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森絵都「風に舞いあがるビニールシート」を読んだ。

図書館で予約していたのがやっと回ってきた。 確か、何かの賞をとったんだっけ? だから予約数が多くて、なかなか読めなかった。 もともと、森絵都は児童文学でデビューをした人だ。 私が初めて読んだ森作品は、飛び込みを題材にした「DIVE!!」だった。(今度読み返したときに感想を書こう) その真正面な面白さに虜になった。 それから何冊か他の作品も読んだのだが、初めて一般を対象にして書…

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三浦しをん「風が強く吹いている」を読んだ。

好きな小説ジャンルに「スポーツもの」がある。 というのも、私は運動神経ゼロ・体を動かすのが嫌いでスポーツにまったく縁がない人間だからだ。 そんな人間にとって、スポーツものを読むことは、自分が絶対にのぞかないような世界を見ることができる貴重な体験である。 詳しくないスポーツに興味をもつきっかけになるのもいいところだと思う。 三浦しをんの「風が強く吹いている」は、挫折したり落…

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