浪漫とロマンス ~犬村小六「とある飛空士への追憶」

読み終えてからもういちど表紙を見返すととても素敵な気分に。 話題になってたの何年前だ、今さらも今さらな感じですが、読みました。 (だって話題の本は図書館の本棚になかなか並ばないんだもの) なんかよかったー。なんかいいね! 一流の腕を持ちながらも生まれのせいでいわれぬ差別を受ける飛空士と、味方のいない世界で自らの殻に閉じ籠る孤独な次期皇妃、 幼き日の思い出、一騎討ちな…

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大正侠客浪漫譚 ~浅田次郎「天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道」

 「それが俺らの稼業の、いやさ舞台の始まりだった。俺ァそのときはっきりと、大向こうから沸き上がる喝采を、この耳で聴いたんだ――」 「ぶたい」じゃなくて「ぶてえ」、「かっさい」じゃなくて「かっせえ」と読みます。 図書館で読破した天切り松シリーズ、ずっと欲しかったんですが、ようやく文庫で揃えはじめることにしました。 続きも買うぞ、がんばるぞ(資金繰り的な意味で) …

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産毛のように眠ってしまう ~穂村弘「短歌ください」

「ダ・ヴィンチ」で連載中の読者投稿短歌コーナーが1冊の本にまとまったものです。 連載も毎回楽しみに読ませてもらってますが、こうやって1冊になってもまた新たな発見などあって、非常に楽しかったです。 気に入った歌を抜き出していたらものすごく多くなってしまった。 ご興味のある方だけどうぞ。 穂村さんご自身の歌もこっそりまぎれてます。  

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なんて楽しい ~冲方丁「天地明察」

面白すぎると涙がこぼれるのはなぜだろう…と思いながら読みました。  江戸、四代将軍家綱の御代。ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること--日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!  (Amazon内容紹介より) 紹介にあるとおり、みずみずしいという言葉がとても似合う小説。 徳川幕府に…

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度肝の在庫がもうありません ~山形石雄「戦う司書と世界の力」

戦う司書シリーズも、とうとう最後まで読むことができました。 今まで単独感想記事は書いてこなかったけど、完結記念に書くことにします! なので、上のタイトルは最終巻のものですが、シリーズ全体の感想だと思っていただけるとありがたいです。 いやあーほんと…ものすごーい話だったなあ。 私の語彙力では、あらすじを説明しようとすると単なるやぶへびになってしまいそうなので、Wikiped…

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