良質な物語を読む幸せ ~上橋菜穂子「精霊の守り人」

友人が「面白いから」といって貸してくれた本です。 その友人が「面白い」と言ったものは大概が本当に面白いので、正直あまり興味は持っていなかったのだけど、それなら読んでみようと思った。 興味を持てなかったのは異世界ファンタジーというものがあんまり得意じゃないから。 ナルニアもゲドも指輪もいまだ読破ならず(ゲドは一作目だけ読んだ)、ポッターも途中下車してしまった身としてはややハードルが高…

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星を見つけて ~梨屋アリエ「スリースターズ」

完全に表紙で選んだ本です。例によって図書館で借りたのですが。 挿画が大好きなタカノ綾さんの絵。かわいい。 この人の描く女の子は、肩やひざ小僧がバラ色をしているのだ。かわいい。エロカワイイ。 そんな衝動的な理由で借りたので、内容も何もチェックしていなかった。 作者も今まで知らなかった方。 ジャンルとしてはヤングアダルトだけど、分厚いハードカバーでしかも2段組みなので、とっ…

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悪いのは全部君 ~佐藤友哉「世界の終わりの終わり」

気分がとても沈みました。 でも、やめられないんだよなー、佐藤友哉を読むの。 夢が叶って小説家になった主人公。 だが、著作は思うように売れず、出版社からもう本は出せないと言われ、脳内妹と戯れながら北海道で鬱々と過ごす主人公。 これは「1000の小説とバックベアード」以上に、「佐藤友哉=主人公」という意識で読むしかないような話だ。 私小説、という括りでいいのでしょう。自伝で…

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退いたら負け ~雪乃紗衣「彩雲国物語」十~十二冊目

「藍より出でて青」 「緑風は刃のごとく」 「青嵐にゆれる月草」 「あれ?」と思われた方は、かなりの彩雲国ファンでいらっしゃる。 そうです、「紅梅は夜に香る」が抜けております。 借りた人に確認したら、どうやら購入自体を抜かしちゃっていたとのこと。 うん…でも…わかるよ… 巻数表示がないのが何もかもいけないんだ! というわけで、話が飛んじゃうことはわかりきって…

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最後の一つも、自力で ~雪乃紗衣「彩雲国物語」七~九冊目

「欠けゆく白銀の砂時計」 「心は藍よりも深く」 「光降る碧の大地」 加速度的に面白ーーい! 泣きどおしだった影月編三冊です。 バイトの後まっすぐ帰りたくない気分だったので、オシャレカフェで読書でもしようとオシャレびとを気取ってみた。 そこで「光降る~」を読んだのだけど、まったく間違ったことをしてしまった。 これは人がいる場所で読むもんじゃなかったです。 必…

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