再読・恩田陸「木曜組曲」

法事で実家へ帰るのに電車の中で読む本がちょうどなくて、「木曜組曲」を引っ張り出してきました。 何度も読んで内容もしっかり頭に入ってるからなのもあり、あっという間に読了。 やっぱりおーもしろーいなー。(あまりにも好きで、何がおもしろいのかよくわからない状態になってるんだけど) もう、なんか、血肉です。 ほうれん草のキッシュ、チーズケーキ、ポトフに三色アイス、パンケーキとフル…

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幾星霜 ~三浦しをん「桃色トワイライト」

時々思い出したように三浦しをんのエッセイを読もうという気になる。 ネットで連載されているエッセイを本にまとめたこのシリーズ(タイトルは毎回違う)は、どれから読んでもいいし、どのページを開いても「三浦しをん」という人そのものが表れている。 というか表れすぎじゃないか。いくらなんでもぶっちゃけすぎじゃないですか、しをんさん。 小説のほうもわりと読んだけど、私はエッセイのほうが格…

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失いながら生きていく ~恩田陸「まひるの月を追いかけて」

文庫版が出てから買うまでに、何故かすごく間が空いてしまった。 恩田陸の書くものが好きで、文庫になったらできるだけ買うようにしているのだけど、どれもこれも全部買うというわけではないです。 たとえば「月の裏側」とか「常野シリーズ」とか本屋大賞に選ばれた「夜のピクニック」とかは、私はあまりピンとこなかった。面白くないわけじゃないんだけど、何度も読み返したいという感じではなかった…

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生きていた彼ら ~梨木香歩「村田エフェンディ滞土録」

タイトルを初めて見たときはなんじゃらほいという感じで、どんな話なのかまったくわからなかった。 小説だということは知っていたけど、字面の印象から、小難しい、専門的な内容なのかなぁと漠然と思っていました。 だから、好きな梨木香歩の著作だけどなんとなく避けて通っていた。 でも、タイトルの意味がわかると、読みたい気持ちがむらむらと起こってきた。 「エフェンディ」とはおもに学問を修…

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木曜日の大人のミステリ ~恩田陸「木曜組曲」

恩田陸の会話劇が好きだ。 「木曜組曲」は、舞台はほぼ一軒の家の中のみ、決まった登場人物の会話だけで終始物語が展開される。 耽美派小説の巨匠、重松時子が薬物死をとげてから4年。 毎年集まる、時子にゆかりのある5人の女たち。 彼女らには、他の4人にも言っていないそれぞれの秘密があった。 この5人の女たちは、それぞれ自立して仕事もそれなりの地位を築いているのだが、とにかく…

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