自分の為に微笑んだ ~成田良悟「バッカーノ!1705 The Ironic Light Orchestra」

まーたえらく間が空いてしまった。やばいです、この灰色脳細胞は前作までの内容を忘れかけています。大変です。 これはいかんと、Wikipedeiaのお世話になろうとしたのですが、あっちはあっちで未読分のネタバレまで読んでしまいそうで怖くて(笑)やめました。 1705年イタリア、「仮面職人」という怪人の凶行が街を脅かす中で、15歳のヒューイ・ラフォレットとエルマー・C・アルバトロスが出会う…

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そうせずにはいられない何か ~三崎亜記「廃墟建築士」

お世話になっているムジマさんのブログで紹介されていて、気になった本です。 私も絶対好きに違いない! と思ったので、図書館で借りてきて読みました。 ムジマさんの文章は憧れです。すべてがピタリと嵌まっていて、これ以上は付け加えるものも削るものもないという文章。 「うまく言葉で表せない」という言葉さえも、書かれるべき場面で書かれているような気がします。 紹介されている本全部が読…

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さらさら ~恩田陸「ブラザー・サン シスター・ムーン」

これで終わり? っていうのが読後の第一の感想でした。 なんというか、これから始まる物語のほんの序章という印象の話。 さらさらさらっと流れるように読めて、だからこそ心にひっかかるものもなく終わってしまったという感じ… 恩田陸の短編は、予告編のようだといつも思います。書かれなかった前後のことや裏のことを、読者に想像させてわくわくさせるのがお上手。 でも「ブラザー・サン シスタ…

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まるでパズルのピースのように ~成田良悟「バッカーノ!1934 獄中編」「バッカーノ!1934 娑婆編」「バッカーノ!1934 完結編」

   いや楽しかった。 長いシリーズだから(っていってもまだ全然読破できてないけど)、この話は好き、これはあんまり、っていう好みが出てくるんだけど、この1934の三冊はすごく好きな話でした。スルスル読めた。 やっぱりラッドが出てこないとテンションが上がりませんよあたしゃ!(笑) もう絶対に藤原啓治さん(アニメで声をやってた人)効果だと思うけど! 台詞読んでても藤原さんの声で脳内再生…

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斬ったその手が繋ぐもの ~成田良悟「バッカーノ!1933〈上〉THE SLASH~クモリノチアメ~」「バッカーノ!1933〈下〉THE SLASH~チノアメハ、ハレ~」

えーん、〈上〉の画像がアマゾンさんにないよー! 2冊で1枚の絵になってるのに! プンプン! と、かわいこぶったところで(ぶれてないよ)、シリーズとしては5作目、刊行数でいうと6・7冊目のバッカーノ。 今回は、ニコニコ無邪気に鋏を振るう拷問師チックと、日本刀・ムラサーミァを操る陽気な殺し屋マリアの二人が主人公です。 フィーロを始めとするカモッラ連中やジャグジー達ギャング集団、…

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