不思議なことなど何もない ~原作・京極夏彦/作画・志水アキ「魍魎の匣」2巻



1巻が発売された頃、ちょうど映画が公開されてたんですが、なんだかんだで結局観ずに終わってしまってました。
テレビでやんないかな~、そろそろ。
2巻も良かった!


一話あたりのページ数が多いのが、ほんと強みだと思う。
話を細切れにしなくて済むし、短いページ数に収めようと展開が不自然になったりしなくて済むし、読者もじっくりどっぷり物語に浸かることができるから。


そして2巻でようやく、拝み屋のあの人と、探偵のあの人がご登場です(笑)
京極堂が陰気!(←褒め言葉) 榎さんが麗しい!
憑き物落としのときの京極堂が早く見たい! 全身黒で、下駄の鼻緒だけ赤いやつ!


木場の旦那の暗~いところがとても好きで、とても惹かれる。なんでだろう?
もちろん、1巻にひきつづき関口君も大好きです。


関口君は関口君らしく、鳥口君は鳥口君らしく、京極堂は京極堂らしく、木場シュウは木場シュウらしく、榎さんは榎さんらしく描かれていて、ひとそれぞれに抱いているイメージはあるんだろうけど、少なくとも私は漫画版に全く不満がありません。
志水さんは本当に「キャラクター」を描くのが上手なんだなぁ! と感動してしまう。
作家さんに対してそういう信頼感があると、ものすごく安心して読める。
作中作「匣の中の娘」の描写も素晴らしいよ!


原作を読んだのが随分前だから、ストーリーをかなり忘れちゃってて、どうなるんだろう? と続きが純粋に楽しみ。
大ゴマをばーんと使って、見せ場をいっぱい作ってくれてるのがうれしい。
原作の文章は改行の加減などで見せ場が表現されていたような気がするので、それを漫画表現にするとこうなるということなのかなぁ。
京極堂のウンチクが延々と続く場面とか、メリハリつけて漫画にするのはすごく大変だったんじゃないかと思う。
よくぞこんな風にわかりやすくまとめられたなあ。すごいです。


3巻も期待して待ちたいです。
そうそう、2巻の表紙、カバーを外すと京極堂の代わりに関口君が現れるんだぜ! うれし♪(笑)



1巻の感想はこちら

"不思議なことなど何もない ~原作・京極夏彦/作画・志水アキ「魍魎の匣」2巻"へのコメントを書く

お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント: