土のにおいのファンタジー ~伊藤静「なんじゃもんじゃ」1~2巻



1巻の感想を書く前に2巻が発売されてしまったので、まとめての感想です。
「福助」の伊藤静さんの新作!


唯一の家族である祖父を亡くした中学生の太朗は、ある夜に村のご神木「なんじゃもんじゃの木」から女の子が落ちるのを目撃する。
慌ててかけつけてみると、落ちていたのはその子が着ていた洋服だけ。不思議がる太朗の前に現れたのは、ポケットに入るくらい小さくなった女の子だった!
どうやら、なんじゃもんじゃの木には大きな秘密があるようで…


各巻の帯に書いてある、

ヒミツイロイロ。カエルケロケロ。


というキャッチコピーが、とてもかわいくて雰囲気ピッタリで好き。
そうそう、カエルが大活躍するんですよね(笑)


この方の漫画の持つ魅力って何だろう、泥っぽいところだろうか。土のにおいがする。しっとり湿った日本の土。
いつかの日に味わったことのある、なつかしくて、わくわくする、冒険のにおいがします。


「福助」はホラーっぽい雰囲気があったけど、今回はもっとファンタジー寄りな感じです。
ホラーテイストに合う絵柄だと思ってたけど、ファンタジーというか、コミカルテイストにもよく合うんだなー。
2巻の多恵と風太の攻防とか、そのあとのカエル大急襲とか、大いに笑いました。
あー、子どもの頃こういうのやったよなー、見られたくないものを隠したり隙をついて見に行こうとしたり…


個人的な見どころはやっぱり、幼女アイコちゃんのブチャイクさ加減!
もう~ほんとにブチャイクで、このかわいさはちょっと言葉にできない感じです。むちむちしたあんよとか!
太朗ちゃんちの飼い猫、ハルさんのかわいさにもメロッメロンになる。
横にごろんと転がって寝てはるよ…! 猫ってあんな寝方するんだろうか? かわいすぎる。


「この家も店も…… まわりの景色だって
すべて時が経ってさ…
大好きなものとの…… サヨナラの日がやって来る……」


大好きなおじいさんを失くしたことで、これ以上大切なものに近づくことに憶病になっている太朗ちゃん。
「福助」のときにも描かれていた、出会いがあれば別れがあって、それが繰り返されてずっと続いていくんだということを、今回も描いてくれるのであればうれしいです。
それにしても太朗ちゃんは美少年。さわやかだ~。道子の気持ちわかるなあ(笑)


あと、通学用のヘルメットがいいなあ~と思って見てた。
私の通ってた中学では、自転車通学の生徒だけ着用が義務づけられてたけど、太朗たちの学校は徒歩の子も全員かぶるんですね。
あれって中学生が一番似合うんだと思う。


2巻の途中から空ちゃんが出てこなくなったので、いま一体どうしているのかが目下の気になるところです。
3巻も楽しみー。



「福助」の感想はこちら→1巻2巻

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