まだ箱の蓋を開くのは早い ~原作・京極夏彦/作画・志水アキ「魍魎の匣」3巻



3巻も表紙は陰陽師の方ですが、カバーをはずすと木場の旦那がいます。


1、2巻から引き続き、一定のクオリティを保ったコミカライズで、本当に安心して読むことができてうれしい。
原作と比べて、結構展開はスピーディーですよね? もう半分くらいは真相が明かされたかと思うのですけれど。


今巻で特に印象に残っているのは、「デンスケ」で録音した音声を皆で聴く場面。
床の下から部屋を見上げる構図にしびれた。すごいなあ。
それから、ラストの汚れた原稿の描写がよかったです。原作の、活字での穴あき原稿も怖かったけど、こうやって絵で描かれるともっと怖い。


とにかく榎さんが麗しくて、一人だけ別世界の住人みたいで素敵です(笑)彫刻のようだ!
勝手に「御亀様」と祀りあげられたり、にきびの位置を説明するために首根っこをつかまれたり、榎さんにいいようにおちょくられる関口君が好きだ。「能書きはもう十分だよ京極堂」と言っているときの陰気な表情が、3巻の中では一番好きだ~! 関口君は本当に良い。


京極堂の眉間のシワを見るたびうっとりしちゃう。巻頭見開きカラーのしかめ面はたまりませんなあ! 戦時中の研究者姿もよかったなあ。
そして、作中作『目眩』の中においてではありますが、待望の「憑き物おとし」のいで立ちの京極堂が出てきて大いに興奮しました。
次の巻あたりでは、本編にも登場してくれるかなー。うひゃあ楽しみ~!


巻末には、キャラクター初期設定集が載っています。
久保竣公は「鳥肌実をイメージして描いた」というコメントを読んですごく納得した。似てる! 確かに似てる!
あと、関口君は眼鏡をなくして正解だったと思う!



1巻の感想はこちら
2巻の感想はこちら

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