おお振り感想(アフタヌーン2011年2月号)その2

その1はこちら



☆ネタバレご注意☆
長いです…。






 

・4監督鼎談


阿部たちが捕手トークを繰り広げていた頃、西浦・桃李・波里・泰然、各校の監督さんはプレハブの中でティーブレイク中でした。
(といっても缶のお茶を飲んでるのは泰然の監督だけですが…他の3人はブラックコーヒー?
泰然の監督はミルクと砂糖が入ってないと飲めない、とかだったらおもしろいな…)



「何か得るもんありましたかね」と訊かれて「もちろんですよ!」と元気に答えるモモカン。
なんかいいなあ…男性3人の中にモモカン1人…
モモカンは、どんな層の人とも大抵はうまくやっていけそうな如才なさを持ってると思うよ。
自分がどう見られてるかとかもわかってて、その上でそれを気にしていない態度がとれるっていうか…。
父母会とのやりとりもそうだけど、普段選手たちに見せるのとは違う顔をここでも見せてて、興味深かったです。



監督さんたちの会話の内容を全部拾うと長いので割愛しますが、ピックアップするとこんな感じかな↓


・波里監督は地元では有名人
・愛媛の戸間商には通称”戸間キチ”がたくさんいて、応援もヤジもすごい
・愛媛の野球熱は兵庫よりも大阪よりも熱い
・波里は部が休みの日は門限6時
・波里の生徒はあいさつがしっかりしてる
・波里は平日の部活後は11時まで塾(1年生から)
・桃李の伝統でトイレ掃除は投手の仕事
・泰然監督は「えー男」で「奥さん美人」(笑)



ほとんど波里の話題です。
波里監督シブイな…。「ありがたいですよ」ってなぁー。
確かに波里は、ずっと省略せずにあいさつしてるのですよねー。先輩とかに対しても「お疲れさんです!」ってちゃんと言ってるし。
あ、それと愛媛には「坊っちゃんスタジアム」ってのがあるんですねー。やっぱ松山にあるのかな。



桃李監督の、電話の受話器のジェスチャーがかわいかった(笑)
波里はみんな頭がいいという話に「うちも見習いたいです」と相槌をうつモモカンもかわいかったです。西浦には心配な子らが若干名おりますしね…
それから、「ところでうっとこはなんかほめるとこないか? 西浦と試合しとらんしオレ影うすいわ」と催促する泰然監督もえらいかわいい。そんなにモモカンに印象付けたいのかい(笑)
結局監督業とは関係ない「奥さん美人」とかそんなほめ方をされてましたけど(笑)



モモカン以外の3監督は、全員33歳で同い年。球児時代には、それぞれのチームで甲子園で闘ったりしたんだろうか! と勝手に妄想。青春だなあ!
「百枝さんは23だっていうから 10の位違うけど似たようなもんやな!」と無理やりこじつけようとする桃李監督にウケました。
ソファに並んで座ってる桃李と波里の監督は、ボディータッチしたりして距離が近いんだけど、向かい側の泰然監督とモモカンはお互いしっかり距離を保って座ってて、(まあ当たり前なんですけど)なんかいいなあと思いました。



このプレハブの部屋は応接室かなー? 後の棚にまばらに入ってる書類が何なのか気になります。
部員名簿とかスコアとかそんなのかなー。
「ま これからも なんかあったら声かけ合いましょ!」と、4校で今後とも良好なおつきあいができそうな予感。
この4校で合同練習する機会、これからもあるといいな~。



・焼肉ご到着


話に花が咲いていたところで、ご近所の松田精肉店からみんなお待ちかねのお肉が到着!
人の好さそうな店主のおっちゃんが、車にどっさり積んできてくれました。モモカンも興奮気味☆
ちょうどシガポの講義が終わって外に出てきた球児たちが、「松田さん来とってやぞ!」「肉が来とるってー!!」「運べ運べ!」と続々下へ降りる。


「うまそう!」「持ちます!」「うまそう」「うまそう!」
「うまそうっ」「うまそうっ」「うまっそーっ」
「今年はまたエライ元気やな 肉見るの10年ぶりみたいなさわぎやないか」


…みんなでシガポの”うまそう”講座を受けたそうです(笑)
広がれ、”うまそう”の輪!!



西浦の帰る時間も迫っていることだし、みんなでいそいそウキウキと焼肉の準備。
準備が整ったところで、桃李監督がお疲れさんのあいさつを始めますが、
焼ける肉が気になってもうだーれも何も聞いてません(笑)
(まずハシとってメシとって)っていうモノローグがリアル!



「あ――… もうええわい」と諦めた桃李監督の指示で、キャプテン吉川の号令によりついに「いただきます!!!」
「うまそう」大合唱すごいな! ひえー、どこもかしこも球児だらけ! 鉄板4つで足りんのか!?
三橋はどこの島にも入れず中央でアワワってなってるけど、あとでちゃんと場所確保できたみたいでよかったね!
あと、みんな肉を見てるんだけど、千代ちゃん周りの子たちだけは千代ちゃんを見ていてほほえましい、大変ほほえましい(笑)



もうあとは奪い合うようにして食べまくるのみ。
キャプテン吉川君も、みんなに「肉野菜肉野菜やで!」とか言いつつも、自分が食べてるのはやっぱり肉!
炭係の二人がほんとうにかわいそう…拷問やでマジで…キミらも早く食べてくれ!



「しのーか食えてる!?」と、千代ちゃんの分の肉を取ってきてあげる水谷。
やだ、水谷…! 健気じゃあないの!!
西浦の他のみんなは自分が食べることばっか考えてるというのに…!
しかし千代ちゃんが手に持つ器には、「桃李からのみつぎ肉」がわんさか入っていたのであった…(涙)
でも感謝してもらえたし、いいぞ水谷! そのまま行け!何度でもしくじれ!(←※漫画が違います)



4つの鉄板がキッレーに空になったところで、みんな笑顔で「ごちそうさまでした!!」
三橋の隣にいるのは上代じゃないかい…? よい笑顔してるよ…うれしいかぎり。



・別れ


満腹になったあとは、西浦から各ポジション班への、「お世話になりました」のあいさつのひととき。
各校の上級生から、それぞれのポジションについてのアドバイスやレクチャーを受ける西浦っ子たち。
経験が浅く先輩もいない西浦にとっては、すごく貴重なひとときでありますね。



投手班でも、2年の子たちが口々に三橋へアドバイスをしてくれます。
「見たとこまだ伸びそうじゃ あれだけくうとったら縦が止まったらすぐ横もでかなるやろ」と言われて、こそばゆそうにうなずく三橋。
そっかー…縦も横もでかくなった三橋、今はあんまり想像できませんが…


「レン! 楽しかったの! レンのこと忘れんわ! また会おやレン!」


名前を間違って覚えられた三橋に「オレはレン呼ぶけん」と言ったのを実行して、まわりにあてつけ(?)るように「レン」を連呼する永宮(そして「しつっこいわ」と先輩方にシメられる永宮)、
半分はシャレでこんなこと言ったんだろうけど、こんな風に笑顔で「忘れんわ!また会おや!」なんて言われたら、私きっとマジ泣きすると思うんだけど…!
ていうか、今すでにマジ泣きしているんだけど……!!
ううー…永宮ダイスキー。



シメられる永宮をよそに、三橋にコソっと話しかける上代。


「オレ 組みたいゆーた先輩にな これ メッチャおこられた
ケガしたらあかん あせったら負けや」


肩の故障をメッチャおこられたらしいです。「おこらん」って言ってたけどまあ当然か(笑)
岩先輩にメッチャおこられて、焦ったらだめだ、と心から思えるようになったのなら、よかった。
きっとすごくうまいこと伝えたんだろうなあ、岩先輩。
それを聞いて、応える三橋。


「あの…オレ ケガしない」
「うん それがええ」
「勝って 埼玉で1番になるから
甲子園で 会おう」



三橋が主人公みたいなこと言うてる!!(※主人公です)



いやだって…連載当初から「主人公が弱気」「主人公イラッとする」「主人公が卑屈なところが特異」とかさんざ珍しがられてたのにさ、
いつのまにか三橋、めっちゃ主人公じゃん! 誰が見ても主人公してるじゃん!
と、胸が熱くなりました。
「オレらのエースは暗くて卑屈。」なんて、1巻の裏表紙には書いてあったけど、
もう全然当てはまらなくなってんの、やばい泣きそう。



三橋がそんなカッコイイことを言ったもんだから、
「うそや――! レンが言うとはっ」「先こされたー」「それはオレが最後に言おう思とったんやで!」
と先輩たちから非難ごうごう。かわいいなあみんな…。
永宮の表情もよかったですよ。
でも、なーんだ先輩たちも「レン」って呼んでくれてるんじゃん! 誤植とかじゃないよねこれは(笑)



最後は、みんな並んでありがとうのあいさつをして、西浦は合同練習を後にします。
たった1日だったけれど、とても良い出会いでした。
描かれてなかっただけで、他の班にだって良い出会いはあったんだろうな。



・バスの中で


姫路駅?に向かうバスの中、全員見事に眠りこけています。
バスが揺れて、は、と気がついた三橋。
(わ 忘れないうちに…)と、隣に眠る阿部の名前を呼ぶも、ぐっすり寝ている阿部はなかなか起きません。



あ、阿部がいとしい!
「むー」と歯ぎしりしながら眠る阿部がいとしいぞ…!



ムグムグ言って起きない阿部の耳に、筒状に丸めたプリントを当て、「アベ君」と囁く三橋。
みはし、「寝ているところに耳打ちしにやってくる妖怪」みたい…(そんな妖怪がいるのかどうかは知らねど)
いやむしろ「耳から魂を吸い取る妖怪」みたい(笑)
ていうか左耳から囁いて右耳まで突き抜けてくって、三橋いったいどんな超音波を発したというのだ!?(笑)



とにもかくにも目を覚ました阿部に、三橋は思っていたことを告げます。


「あのね みんなが やりたいことやれるのが一番効率がいい
オレは 投げたい 田島君と花井君は 打ちたいんだ
欠けたら その分誰かが やりたいことやれなくて 弱くなる
阿部君 もう ケガしたらダメだ」


前回のラストの、「田島くんじゃ ダメだ 阿部君に投げなきゃ…!」というモノローグを経て、
三橋の導き出した考えが、これだったわけです。
阿部君がいないとオレはダメだとか、阿部君じゃないと嫌だとか、独りよがりなことはもう三橋は言わない。
だって約束したのだから。
「力合わせて 強くなろう」と。



さすがひぐち先生、っていうよりここは、さすが三橋、と言うべきでしょう。



「――… わかってる!
今度のは お前を安心させるために言ってんじゃねェからな」


三橋の率直な言葉を聞いて、阿部も真摯に肯きます。
「わかってる」って言葉がいいな。言葉の意味と、それから三橋がどういうつもりでそれを口にしてるか、両方ちゃんとわかってるってことなんだろうね。
それが伝わって、三橋はきっとうれしそうにしてるんだ。



ここで唐突に、前座席の花井が「三橋それみんなに言ってやれ」と振り返ります。起きてたのか(笑)
ビックリしてキョドる三橋(久しぶり・笑)と、(立ち聞きされたみてーな気分だな)と恥ずかしそうな阿部がかわいかった。
「お前らだけの話じゃねーじゃん」と主将らしいところを見せる花井。
「は は 花井君 が 言…」と三橋は任務を逃れようとするが、花井・阿部両人に「オメーが言え!」とどやされて撃沈…



「みんな聞けー! 三橋が大事なこと言うぞー!」と、皆を起こす花井。
「どーしたー?」と寝ぼけ眼の皆に注目され、緊張MAXの三橋!(両人差し指をもじもじさせているのがかわいすぎる)
声が小さすぎて、1回目はリテイク。阿部相手ならあんなにハッキリ言えたのに…(笑)
「…っ みんな ケガ しないでっ やろう!」と何とか言い終えるけれど、さっきとなんかちがう…
それでも「オッケー」「気ィつけよ!」と答えてくれるみんな(巣山・水谷・栄口・千代ちゃん)いい子!
見かねた花井が補足してやります。


「あのな! 今ポジ2つずつやってっけど
自分のやりたいポジションのが 練習気合入るしチーム力も上がるだろ!
打順だって 点取ることだけ考えて組めんのが一番いいんだ!
だから! 全員ケガ禁止!
って三橋が言ってた!」


花井キャプのおかげで、今度こそ全員に意思伝達ができました。
上の三橋の言葉と、どっちがわかりやすいかなー。花井のほうが明快だけど、真に迫るのは三橋のほうかしら。
ひと安心して、座席にもたれかかる三橋のカオがスゴイ(笑)



傍らの三橋へ、阿部が静かに話しかける。


「あと2年しかねェ
――って 考えたことあっか?」


「ある」と答える三橋の顔は、心なしか大人びて見える。



(高校野球も このチームも永遠には続かない
あたりまえのことが わかった)



こんなふうに、バスの中で肩を並べて眠る時も、同じものを目指して進む日々も、いつか終わりが来る。
三橋の、阿部の、西浦の残り2年間が、これから始まろうとしています。




ってなところで以下次号……かと思いきや、
えっ、次号休載?
えっえっ、次号っていうか、しばらく?
ええええええっ…



慌ててページをめくったら、ひぐち先生のイラストとメッセージが。
連載再開は、11月発売の2012年1月号だそうです。



じゅ…



じゅういちがつ…



鬼も腹抱えて大笑いするわ…



一瞬マジで生きる気力が失われ、このままへなへなしおれていってあやうく大地の肥料になるところでしたが、
単行本は従来のペースで刊行されるようだし、
休載のお知らせイラストの、阿部と三橋と田島(あと栄口の後頭部も)がかっこよかったので、ゆるす!!!(泣きながら)



もう単行本ずんずん出しちゃって、連載が再開する頃には今月号のところまで収録されて、
「この続きが発売中のアフタヌーンですぐに読めちゃいます!」みたいなことがおお振りにおいても起こるといいな!
そんな勢いで出してくださいよ単行本!
武蔵野・ARC戦とか早くまとめて読みたいよ!



連載再開を、心よりお待ちしています。
ずっと待ってますから、ごゆっくり充電なさってください、ひぐち先生。
そして、三橋たちのあと2年間を見せてくださいね。



そういうわけなので、このブログもアフタ感想は約1年間お休みさせていただきます~。
買わなくても漫画喫茶で毎月読むことはすると思うので(他に気になる作品もあるし)、もしかしたら一言感想などで復活するかもしれませんが…
ということで、アフタとは暫しのサラバです!



さしあたっては、アニメ2期の12.5話(DVD第7巻収録)!
買ってもう観ましたので、年明け以降に感想を書ければと思っています♪



先月号の感想はこちら→その1その2
ご活用ください→おおきく振りかぶって感想一覧表


●以下はその他の感想です


・「臨死!!江古田ちゃん」鳥居みゆきで実写化決定
なんだってー!?
鳥居さんは目ヂカラあるからハマリ役だと思うけど、全裸の撮影どうすんの!? そればかりが気になります…
あと瀧波さんご出産おめでとうございます☆


・秒速5センチメートル
水野さんが可愛くてつらい。


・げんしけん二代目
斑目も小奇麗になりましたな~(昔のバイト先の先輩に似てるんだよな)。


・BUTTER!!!
おっ、高岡先輩かっこいいじゃないの。


・ネクログ
そうか…血の繋がった姉弟ではないのか!(萌) 


・友達100人できるかな
もれなく間違いなくいい話… 踊る道明寺さんがかわいらしい。


・雪月記
あれっ、これで終わり…?


・オクターブ
こちらも最終回。良い百合まんがでした。


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