映画「風が強く吹いている」を観た




DVDで観ました。
以前にさんざん漫画版と原作の感想を書き散らしたので、このさい映画版の感想も残しておきます。



全体の感想としては、すっごい、良かった!!
この作品を映像化する醍醐味といえばやっぱり、走るシーンをどう魅せるかという点だと思うのだけど、それが素晴らしかったです。
2時間ちょっとのこの映画を完成させるまでに、いったい彼らはどれだけの距離を走ったのだろう?
特に、林遣都くん演じるカケルの走る姿は本当にきれいできれいで、見ているだけで涙が出そうになりました。



小出恵介はほんとに、どんな役をやっても素敵だなあ。彼のハイジさんはヤバかったです。
アオタケのみんなが、「ハイジが言うんならひと肌脱いでやるか」と思ってることにとても説得力のある、そんなハイジさん像を見事に演じてらっしゃいました。
ゴール前で、もう歩くこともままならないようなボロボロの状態で、それでも仲間に向かってタスキを掲げて笑うシーン、あそこの演技うま―――っ…!! シード権とかもうどうでもよくなるくらい号泣しましたよー。



カケルからハイジさんへタスキが渡されるシーンもよかったな~。
あのカメラの位置…! クライマックスのものすごく重要なシーンで、沿道の人混み越しに手と手を見せるという演出…! ちょっと鳥肌たちました。



ユキ役をやってた森廉くん、子役の頃から知ってるけどすごくいい感じに成長してくれててうれしかった。
ジョータとジョージのキャラも、イメージぴったりですごい良かった。
王子は後半めっちゃかっこよかった! ハイジさんの目をまっすぐ見て「鶴見で待ってて」って言うところが最高に良かった。
ムサがときどきボソッとつぶやく一言がいつもツボだった(笑)
神童がお母さんと電話で話すシーンではわんわん泣いた。
タスキをつなぐときに、キングがニコチャン先輩に「愛してます!」って言うところが好きだった(笑)



ニラが超超かわいかったし、ハナちゃんも天真爛漫でかわいかったし(映画版ではハイジさんに片思い風味…?)、
監督のとぼけた感じもよかったなあ。
あと、鈴木京香がめちゃめちゃチョイ役で出てて、なんとぜいたくなキャスティングなんだ…と思いました。



カケルと榊が、10区スタート直前に話すシーンもなんかよかった。
あまり詳しいエピソードは映画内で語られてないんだけど、榊は昔も今もカケルのことを嫌いじゃないんだっていうのがあの1シーンでわかってよかった。



いや~、なんかね~。
漫画版はもちろんのこと、原作小説と違う部分とかもいっぱいあるんですよ。
キャラクターのイメージが違ったり、説明不足と感じるところがあったり。
でもそれが、全然気にならないんです。
普通だったら「ここが違う」「あそこが納得いかない」っていっぱい思うところなのに(好きな作品ならなおさら)、
そんな雑念をほとんど感じず、楽しむことができました。



それだけ映画の出来がよかったってことなんだろうけど、漫画版を読んだときもそう思ったんだけど、
なんていうかそれ以上に、この「風が強く吹いている」という作品の懐の深さを今回はつくづく思いましたよ。三浦しをんスゲエ。
ああ私、アオタケのみんなのことが本当に大好きなんだなあ。



こうなったら舞台もラジオドラマも制覇したいところだけど、今から鑑賞するには一体どうしたもんかいのう…。





以下、原作小説・映画に比べて漫画版の知名度がいまいち低い気がするので、しつこくしつこくし~つ~こ~くプッシュしておきます(笑)
本当に…大好きなんです。漫画版。





漫画版の感想
1巻2巻3巻4巻5巻6巻




原作小説の感想
一回目二回目


 

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