まとめて感想:「ダイヤのA」28巻・「つらつらわらじ」3巻・「曇天に笑う」2巻

感想を書きたい本がたまりにたまってきたので、何冊かまとめて記事をあげることにしました。
このブログはカテゴリを「タイトル五十音順・行ごと」に分けているため、同じ行のグループじゃないとまとめられないので、なんかヘンな組み合わせになってますが…
というわけで今回は「た」行。




・寺嶋裕二「ダイヤのA」28巻




 「その決意が
 屋根を打つ雨音にかき消されないように強く―――
 強く――」



秋大本戦を迎えた青道。1回戦の相手は、常勝軍団と称される強豪・帝東高校。
キャッチャー乾(「憲剛」と書いて「けんご」とよむ)のインパクトもすごいですが、エースの向井もすごいことになってます。
ストライクゾーン9分割と、それプラス「奥行き」の投げ分けまで! 三次元分割…!
三橋(おお振り)の9分割だって経験者に言わせれば「できるか!」だそうなのに、まださらに上がおった!!
まあ漫画なのでいいんですけど(笑)
監督も実力者のようで(インタビュー風のカットがすごいかっこよくて面白かった)、強大な壁となって青道の前に立ちはだかります。



降谷の成長がよかったですねえ。
怖ろしく才能に溢れた剛腕を持っていながら、スタミナやメンタルがまだそれについていってない、という印象がずっとある降谷ですが、
「敵は己の中にある」という境地をだんだんと体得しつつある様にぞくぞくします。
沢村も負けてられないね。



それにしても落合コーチ…
言うまい言うまいと思ってたけど、そろそろがまんならん(笑)も~何なのあの人!
彼には彼のやり方があるだろうからそれをやめろとは言わないまでも、あの常に人を見下したような態度と目線がいい加減イヤになってきちゃったよ。
コミュニケーションって大事よ…! 人は見た目が5割5分なんだよ…!(←こないだ受けたマナー研修に拠る)
登場してから結構巻を重ねてきたけど、まだ具体的には何も行動してないからねあの人。もっと早く動き出すのかと思ってたけど。
まあ沢村の「軍曹」呼びには笑いましたけどね(笑)
 


試合前日の監督の激励にはじんときました。
まるで最後の挨拶のよう、でもそれを「最後」にしないために俺達がいる。
そんな思いで一致団結した青道が、監督に勝利を持って帰る光景を見たいです。
ゾノもがんばれ! 打て! みせろ!



27巻の感想はこちら




・オノ・ナツメ「つらつらわらじ」3巻




 「臨機応変に参るしかないだろう」
 「つまりいつもの如くということだな」



相変わらずいいな~、ほんとにいい。
これはずっと手放さずに自分の手元に置いておきたい作品ですね。じわじわくる。
そして舟の帆がかっこいい!!



様々なアクシデントに見舞われつつ、和泉もだいぶ肝が据わってきたみたいで良い事です。
和泉に足りないのはどう見ても「場数」だものね。
膳所藩の屋敷の贅沢ぶりを見たのち、自分の藩の黒一色の行列の美しさに気づくシーンが印象的でした。
外を知ることで、内のことがより解るということは多い。
参勤を終えた頃には、ひと回りもふた回りも男っぷりが上がっていそうで楽しみですね。



御公儀御一行に後から宿を横取りされるという地味ながら困った嫌がらせにも動じず、
「野営いたす」と宣言した殿には胸のすく思いでした。
しかも宿代はきっちり払うという器の大きさ。こういう殿さまに仕える人たちは誇らしいだろうなあ。かっこええわあ。



殿の奥方さまたちも、さすが殿の奥さんだけあって聡明で貫録のある方々ですね。
憧れます。かっこいい。こういうぶれのない生き方、ほんと憧れる。



あとはやっぱり九太郎の行く末だな! どうなるんだろうどうするんだろう。
このまま殿に仕えていくのもきっと実り多い人生だろうけど、自分は御庭番であるという自覚が大前提にあるから、いつかは去っていくのかな。
こちらも和泉と同じく、人間的な成長を著しく見せてくれそうだなあ。



次巻では松平定信に焦点が当てられるんですって。楽しみ。



2巻の感想はこちら




・唐々煙「曇天に笑う」2巻




 「置いて行かれるのは
 ―――…俺だ」



あら、表紙は三兄弟シリーズなわけではないんですね。2巻にいきなり白子さんとは… 空丸(←次男)、かわいそうに(笑)
カッコイイので読者としては全然いいけど!



まさかまさかの牡丹再登場にびっくりした! 「泡沫に笑う」だけのキャラじゃなかったんだなあ。
さすがに比良裏はもう生きてないだろうけど、変わらず彼を愛している牡丹がとても綺麗。うれしくなりました。
「泡沫」の後どうなってこうなったのか、語られるのが楽しみだな。
そして安倍の人まで出てきたり。比良裏の直系の子孫なのだろうか? それとも傍系? うつくしい。



右大臣直属部隊・犲(やまいぬ)の下っ端担当・武田楽鳥さんが、ソバカス好きとしてはたまらん外見でした。ああ好き…
ソバカスって短所じゃないよね! むしろアドバンテージや!(ソバカス好きのたわごとです)
小物臭ぷんぷんなところもまた良いです! がんばれ、強く生きろ! 応援してるから…君を応援してる人間がここにいるから…!



そして、天火がオロチの器? だってことなのかな?
弟たちには何も知らせず、一人でそれを背負い込んで。
天火のいつものおちゃらけた態度は、思わず笑ってしまうくらい楽しいのに、その裏側にこんな思いを抱えているのかと思うと切なくなってしまうよ。
天火は弟たちを想って何も言わないでいるのに、そのことが空丸には、兄に一人前扱いされていないように感じられてしまって。
すれ違い、なんとも歯がゆいです。
家族においしいごはんを作ってあげられるのだって、すごいことなのにね。



今回の作品でも色っぽいお姉さんが脇役で出てきましたが(きーこさん)、軍服の着こなし方がスゲエです(笑)
そんなに前をはだける必要はあるのかい…? 軍服は第一釦まできっちり留めたほうがストイックな色気が出ていいと思うんだけど、まあそこは趣味嗜好の問題ですかね!
それからあとがきまんがに和みました。空丸のタイプは大人しい人なんだー。
宙太郎の好きな言葉(「四面楚歌」)って、完全に字面のカッコ良さだけで選んでるよね(笑)



1巻の感想はこちら



 

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